Q: 「P2S」という型番のレーザー加工機はAMSに対応している?
結論
「P2S」という型番のレーザー加工機にAMSは対応していません。レーザー加工機は3Dプリンターではなく、デスクトップ型CO2レーザーカッター/彫刻機だからです。AMS(Automatic Material System)はBambu LabがFDM 3Dプリンター向けに開発した自動フィラメント切替・マルチカラーシステムで、レーザー加工機には概念として存在しません。マルチカラーFDM印刷をご希望の方は、SK本舗で取り扱うBambu Lab X2D / P1S / P2S / A1シリーズなどのAMS対応機種をご検討ください。
AMSとは何か(前提整理)
AMS(Automatic Material System)は、Bambu LabがX1シリーズと同時に発表したマルチカラー/マルチマテリアル自動切替システムです。主な特徴は次の通りです。
- 最大4スプールのフィラメントを1台で管理
- AMS Hubで最大4台連結し最大16色同時運用
- RFIDタグによる素材自動認識
- 密閉ケースによる防湿保管
- 印刷中の自動切替・パージ処理
AMSはFDM 3Dプリンターのフィラメント(樹脂素材)を自動切替する仕組みで、対応機種はBambu Lab製のFDM 3Dプリンターに限られます。
なぜレーザー加工機にAMSが存在しないのか
理由1:レーザー加工機は3Dプリンターではない
デスクトップCO2レーザーカッター/彫刻機は、素材をレーザー光で切る/焼き込む加工機であり、フィラメントを溶かして積層するFDM 3Dプリンターとは加工原理がまったく異なります。そのため「フィラメント自動切替」という概念が成り立ちません。
理由2:レーザー加工機メーカーは多くが3Dプリンターを製造していない
レーザー加工機を主力とするメーカーは、CO2レーザー・ファイバーレーザー・UVレーザー等の加工機を中心に展開するケースが大半で、FDMや光造形を含む3Dプリンターの取り扱いはないことが一般的です。
理由3:AMSはBambu Lab独自規格
AMSの通信プロトコルと機構はBambu Lab独自設計で、Bambu Labプリンター以外では公式サポートされていません。仮に対象のレーザー加工機が3Dプリンターであったとしても、AMSをそのまま接続して使うことはできません。
型番が似た「Bambu Lab P2S」と混同していませんか
他社のレーザー加工機にも「P2S」と類似の型番が存在することがあり、Bambu Labの「Bambu Lab P2S」と混同されるケースが見られます。両者はまったく別の製品です。
| 製品名 | ジャンル | AMS対応 |
|---|---|---|
| 他社「P2S」(レーザー加工機) | CO2レーザーカッター | 対象外(レーザー機のため) |
| Bambu Lab P2S | FDM 3Dプリンター | 対応(AMS 2 Pro等) |
AMSを使ったマルチカラー印刷を目的にしている場合、Bambu Lab P2S(またはP1S)を検索されていた可能性があります。用途に合わせてどちらの機械が必要か、今一度ご確認ください。
AMS対応のBambu Lab 3Dプリンター(SK本舗取扱)
| 機種 | 対応AMS | 最大色数 | 造形エリア | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Bambu Lab X2D(X1 Carbon後継) | AMS / AMS 2 Pro | 最大16色 | 256×256×256mm | X1 Carbon後継のフラッグシップ、Lidar、AIカメラ(※X1 Carbonは2026年EOL) |
| Bambu Lab P1S | AMS / AMS 2 Pro | 最大16色 | 256×256×256mm | 密閉型、高速FDMの定番 |
| Bambu Lab P2S | AMS 2 Pro対応 | 最大20色 | 256×256×256mm | P1Sの後継、制御・使い勝手が強化 |
| Bambu Lab A1 | AMS lite | 最大4色 | 256×256×256mm | オープンフレーム、扱いやすい |
| Bambu Lab A1 mini | AMS lite | 最大4色 | 180×180×180mm | コンパクト、エントリー向け |
最新のAMS 2 Proは吸湿対策・素材管理がさらに進化しており、PA/PETなど湿気に弱い素材を扱う場合に有利です。16色印刷を本格的に運用したい場合は、AMS Hubによる複数台連結も検討できます。
AMS以外のマルチカラー3Dプリンター
Bambu Lab以外にも、各社から独自のマルチカラーシステムが登場しています。
- Creality K2 Plus:CFSによる最大16色、350×350×350mmの大型造形
- Anycubic Kobra 3 Combo:ACE Proによる最大4色、価格重視
「大型造形+マルチカラー」を両立したい場合はCreality K2 Plusが、コスト重視ならAnycubic Kobra 3 Comboが候補になります。
まとめ
レーザー加工機はAMS対応とは無関係です。AMSを使ったマルチカラーFDM印刷をご希望の場合は、Bambu Lab X2D / H2C / P2S / P1S / A1 / A1 miniなどのBambu Lab製FDM 3Dプリンターをご検討ください。用途・色数・造形サイズに応じた最適な機種をSK本舗からご案内します。
