現物からCADを作るには、スキャンで表面形状を取得し、メッシュを整えた後、必要な平面・円筒・曲面などを設計データとして作り直します。STLやOBJが出力できることは、編集可能なCADや元の設計履歴が得られることと同じではありません。
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写真から製品の用途・構成を確認できます。適合は対象物と必要な成果物に合わせてご相談ください。
スキャン前に、残す形と作り直す形を決める
現物には、使用による摩耗や変形、傷が含まれます。そのまま記録するのか、設計意図に合わせて修正するのかで、取得と後処理が変わります。合わせ面、穴の位置、取付寸法など、相手部品との関係が重要な箇所を先に整理してください。
想定例として、破損したカバーを作り直す場合、外形はスキャンで参照し、取付部は寸法を確認してCADで再設計する方法があります。欠けた箇所は元の形状がデータに存在しないため、左右対称性や相手部品の情報など、別の根拠が必要です。
- 現物形状:摩耗や欠損も含む
- 設計判断:残す・補う・寸法を直す
- CAD:用途に必要な形状と寸法
メッシュ処理とCAD化を分ける
メッシュ処理では不要な点を除き、位置合わせ、穴や欠損の扱い、法線、データ量を調整します。自動の穴埋めは、見えていない実物の形を測定したことにはなりません。機能に関わる箇所は、再取得や他の測定方法を検討します。
CAD化ではメッシュを参照し、平面・円筒などの幾何形状や自由曲面を作ります。EXModel Proなどのリバースエンジニアリングソフトを検討する際は、必要な出力形式、利用中CADへの受け渡し、編集したい内容で選びます。
| 工程 | 主な成果物 | 判断すること |
|---|---|---|
| スキャン | 点群・メッシュ | 必要な面と基準を取得できたか |
| メッシュ処理 | 整理した表面モデル | 欠損を埋める根拠があるか |
| CAD化 | 曲面・ソリッド等 | 設計に必要な形状を作れるか |
| 設計修正 | 製作用データ | 公差、はめ合い、材料を反映したか |
完成データで適合を確認する
CADを作った後は、必要な基準や寸法で確認します。スキャンメッシュへの偏差が小さいことだけでは、部品として正しく使えるとは限りません。意図して形を修正した箇所と、元の形を再現した箇所を分けて記録します。
造形へつなぐ場合は、材料、造形方向、後加工の影響も加わります。スキャン・CAD・造形のどこで差が生じたか追えるように、元データと各工程のデータを保存します。SK本舗への相談では、欲しいCAD形式と修正したい箇所が分かると候補を絞りやすくなります。
- 必要なCAD形式と編集内容を決める
- 重要な寸法と合わせ面を特定する
- 見えない内部形状を別に確認する
- 取得データと推定した形状を区別する
- 完成品の用途に合う適合確認を行う
CADへ渡すときの依頼事項
「CADにしてください」だけでは、曲面として使いたいのか、穴径や肉厚を後から変更したいのかが伝わりません。使用するCAD名、読み込める形式、編集したい寸法、必要な基準を整理します。
EXModelとEXModel Proでも機能範囲が異なるため、名称だけで選ばず、必要なモデリング操作が対象ライセンスで行えるかを確認します。元の設計履歴の復元と、メッシュを参考に新しく設計することも分けて考えます。
| 必要なデータ | 依頼時に明示すること |
|---|---|
| 外形を参照するメッシュ | 単位、向き、解像度と欠損箇所 |
| 他の設計に使う曲面・ソリッド | 受け渡し形式、基準、面のつながり |
| 寸法を変更するモデル | 変更したい穴・厚み・形状、CAD側での編集要件 |
摩耗を再現するか、設計形状へ戻すか
摩耗した軸を測った想定例では、現在の外径を残す仕事と、本来の円筒形状を作り直す仕事で完成データが異なります。スキャンから「元の正しい寸法」が自動で分かるわけではありません。図面、相手部品、健全部などから修正の根拠を整理してください。
修正箇所は元データと比較できる形で記録します。完成CADがメッシュに近いことと、交換部品として適合することを別々に確認するためです。
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用途、対象のサイズ・材質、必要精度など、分かる範囲でお知らせください。予算と導入時期は任意です。デモや導入支援は対応可能な範囲を確認して案内します。
CAD化に必要な構成を相談出典・情報確認日
情報確認日:2026年9月11日。仕様・構成は変更される場合があります。上記の公式情報と、SK本舗による選定上の説明を区別して記載しています。



