
レーザー彫刻機で木材を彫刻するときの最適な設定は?
SK本舗は3Dプリンター・3Dスキャナー・関連消耗品の正規代理店であり、本記事で扱うレーザー加工機本体は取り扱っておりません。具体的な設定値・運用方法は、各メーカー公式の取扱説明書および設定ガイドを必ずご参照ください。なお、本記事に記載のパラメータは一般的な参考値であり、機種・出力帯・素材ロットで大きく変動します。
結論から言うと、木材のレーザー彫刻に「全機種共通の正解値」はなく、木材の種類(密度)に合わせてパワーと速度を調整し、必ずテストカットで自分の機材の最適点を見つけることが最短ルートです。レーザー彫刻機で木材に彫刻する場合、素材の種類や厚さに応じた適切な設定が必要です。
このガイドでは、木材加工を成功させるための基本的な設定方法を、種類別の目安・手順・焦げ対策の順にご紹介します。
木材の種類によってレーザーの設定はどう変わる?
木材は種類によって密度が異なるため、硬い木ほどパワーを上げて速度を落とし、柔らかい木ほどパワーを下げて速度を上げるのが基本です。下表は、ダイオード/CO2レーザーで公開されている一般的な参考値を木材の種類別にまとめたものです(パワー・速度はいずれも機材の最大値に対する割合)。
| 木材の種類 | パワー(目安) | 速度(目安) |
|---|---|---|
| 合板・ベニヤ板 | 60~70% | 50~60% |
| 樫・ウォルナット等の硬木 | 70~80% | 40~50% |
| 檜・杉等の軟木 | 40~50% | 60~70% |
| MDF(中密度繊維板) | 50~60% | 55~65% |
密度の高い硬木(樫・ウォルナット)はパワーを高め・速度を遅めに、密度の低い軟木(檜・杉)はパワーを低め・速度を速めに振るのが目安です。表の値はあくまで出発点なので、次のテストカット手順で自分の機材に合わせて追い込んでください。
機材ごとに最適点が違うため、どの出力帯の機種が木材向けかという機種選びから知りたい方は、木材向けの機種選びを解説した記事もあわせてご覧ください。
木材の最適な設定値はどうやって見つける?
サンプル材でテストカットを行い、パワーを10%刻みで振って「焦げが少なく深さが十分」な値を記録し、本番ではそこから±5%で微調整するのが確実な手順です。
- 加工予定の木材サンプルでテストカットを実施します
- パワー値を10%刻みで変更しながら、焦げ目の出具合を確認します
- 焦げが少なく、かつ深さが十分なポイントを記録します
- 本番加工時は記録した設定値から±5%で微調整します
最適点は機材ごとに異なるため、まず木材向けの機種選びから知りたい方はこちらの解説記事が参考になります。
木材が焦げて黒くなるのを防ぐには?
過度な出力を避け、加工後に軽くサンドペーパーで表面を整えること、そして十分な換気と「乾いた木材を使う」ことが焦げ対策の基本です。
木材は過度な出力で加工するとレーザー彫刻面が焦げて黒くなり、見栄えが低下します。加工後は軽くサンドペーパーで表面を整えると、焦げを最小限に抑えられます。
また、換気を十分に行い、木材の表面が乾燥していることを確認してから加工を開始してください。湿った木材はレーザーの吸収率が低下し、思わぬ結果になります。
同じ木材なのに彫刻の深さがバラつくのはなぜ?
同じ木材で深さがバラつく場合、まず疑うべきはレーザーフォーカス(焦点距離)のズレです。加工前に必ずフォーカス調整を行い、木材表面から光学系(レンズ)までの距離を正確に合わせてください。
同じ木材でも、レーザーフォーカス(焦点距離)が正確でないと彫刻深さが大きく変わります。加工前に必ずフォーカス調整を行い、木材表面から光学系までの距離を正確に設定しましょう。
※本記事に記載の出力・速度の数値は、ダイオード/CO2レーザーで公開されている一般的な参考値です。正確な設定値は使用機材のメーカー公式マニュアル・設定ガイドで必ずご確認ください。SK本舗ではレーザー加工機本体の取り扱いはございません。
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