
愛猫の食欲を3Dプリンターで満たす? UMAMIが開発した3Dプリントペットフード
猫の健康のために最適化された魚介系おやつ
ここ数年、大きな飛躍を遂げている食品の3Dプリント。ただ、食品を消費するのは人間ばかりではない。動物もまた日々生きるために大量の食品を消費している。
実は3Dプリントミート商品や3Dプリントシーフード商品を世界的に展開しているUMAMI Bioworksは、Friends & Family Pet Food Co.と提携して、3Dプリントされたペットフードも製造している。
まず彼らが手掛けているのは飼い猫のための3Dプリントおやつだ。彼らは彼らの3Dプリントシーフードの技術を利用して、魚介ベースの健康的な猫のおやつを世界中の愛猫家に届けるためのプロジェクトを動かしている。
画像/UMAMI BIOWORKS
彼らによれば「新しい栽培魚のおやつは、しばしば乱獲や海洋枯渇につながる伝統的な漁法への依存を減らすことによって、大きな環境上の利点をもたらす」とのこと。
栽培魚の生産は養殖魚の生産より資源効率が高く、従来の水産養殖に比べて土地、水、飼料が少なくて済む。なおかつ、3Dプリントされたそれらのおやつは、必須タンパク質と栄養素を十分に含んでおり、猫の健康的な食事を促進するために最適化されているという。
一方で現在、UMAMI Bioworksはより洗練された人間向けの3Dプリントシーフード開発に向けて、日本の大手漁業会社とのパートナーシップも獲得し、市場そのものの成長を企図している。課題とされているのは消費者のニーズがまだ細胞培養されたシーフードに向かっていないということだろう。現在では細胞培養された食肉への忌避感は根強くあり、加えて既存の食肉産業からのプレッシャーもある。
果たして3Dプリントミート、シーフードは今後数年でどの程度一般化していくのだろうか。3Dプリントペットフードはその一つの試金石となるかもしれない。