
3Dプリントペンを使って「ものづくり」の幅を広げよう
火付け役は韓国のYouTuber
3Dプリントペンをご存知だろうか。
これはペン先の熱によって樹脂を溶かし出すことで立体物を作り出すペンのこと。あたかも絵を描くような感覚で立体物を造形することができることから、一般に3Dペン、3Dプリントペンと呼ばれている。
この3Dペンが大きく話題となったきっかけには、韓国のYouTuberである3Dsanago氏の存在がある。彼は、自身で開発した3Dプリントペンを使用して市内の破損した石壁を「修復」する動画を4年前にアップして話題になった。その再生数は1000万回以上。3Dプリント系の動画としても例外的な再生数だ。
その実際の動画はこちら。もちろん石を3Dプリントすることはできないので、破損部分にあたかも修復工事中かのようなミニチュアの工事ネットが描出されている。
この動画以来、3Dプリントペンは大きく注目を集め、その他のものつくり系YouTuberにも多く取り上げられてきた。
いずれも見事なテクニックであり、3Dプリントペンの可能性を垣間見せてくれる。
3Dプリントペンは最初は子供向け玩具だった
実は3Dプリントペンは子供向けの知育玩具として開発されたものだった。とりわけ世界で最初の3Dプリントペンとして累計250万本以上を売り上げた「3Doodler」はその筆頭。基本的にはFDM3Dプリントの技術を応用する形で開発されたものだが、その後、光造形3Dプリントペンも登場している。
先述したYouTuberの3Dsango氏の功績は何よりも子供向けの玩具として認識されていた3Dプリントペンを大人のためのものづくりツールとしてあらためて評価させるきっかけを作ったことにある。彼の3Dプリントペンによるクリエイションはその後もとどまることはなく、最近は映画版「クレヨンしんちゃん」に登場する某キャラクターにインスパイアされた顔面像を模ったホームセキュリティカメラのカバーを制作している。
もちろん、普通の3Dプリンターと3Dプリントペンを組み合わせて使うことも可能だ。3Dプリンターで基盤となるオブジェを作り、その上により感覚的な造形を3Dプリントペンで施すことで、ものづくりの幅はまた広がる。
3Dプリンターでのものづくりにちょっと変化を加えてみたいというあなた、是非ともこの機会に3Dプリントペンを使ったものづくりにチャレンジしてみてはいかがだろうか?