
キャプチャしたゲームキャラをフルカラー3Dプリントでフィギュア化できるプラットフォームが誕生!! MixedDimensionsがゲームグッズ業界を更新する
ゲーム中の好きなシーンでキャラをキャプチャしてフィギュア化
以前、人気ゲーム『フォーオナー』が3Dプリンターを用いたオーダーメイドフィギュアの販売を開始したことを取り上げた。
カスタマイズしたゲームのキャラが3Dプリント可能に!? 人気ゲーム『フォーオナー』が開始した画期的サービス
少しおさらいすると、ヨルダンのスタートアップMixedDimensionsが、ゲーム会社Ubisoftと提携、人気ゲーム『フォーオナー』のサイトより、好きなキャラを好きな装備、好きなポーズでフィギュア化、購入できるサービスを発表し、話題となったのだ。
あれから数ヶ月、MixedDimensionsが本格的にゲームキャラの3Dプリントフィギュアサービスを全面的に展開しようとしている。
『フォーオナー』においては、あくまでもキャラクターの装備やポーズを限られた選択肢から組み居合わせ、発注できるというサービスだったが、今回は違う。ゲーム中の好きなシーンでキャラをキャプチャし、その状態のキャラクターをベースにフィギュア化するというサービスを開始するのだ。
ゲーム開発者とユーザーの双方を目掛けた新サービス
今回、新たに発表されたサービス名はGamePrintSDK。もちろん、今回もフルカラーであり、フィギュアの精度は抜群とのことだ。
使用しているプリンターは日本のMIMAKI。キャプチャの自由度だけでなく、キャプチャしたキャラをさらにカスタマイズすることも可能だという。
Mimakiの3DUJ-553
ユーザーはまずGamePrintSDKへの登録を行う必要がある。しかし、月額費などは一切かからない。登録後、キャプチャボタンでお気に入りの瞬間のキャラクターを撮影したらエクスポート、アップロードされた3Dモデルを修正し、チェックアウトといいう流れのようだ。ちなみにサイズは1~7インチとのことらしい。
これはゲーム開発者とユーザーの双方を目掛けたサービスであり、開発者はこのサービスを使って新たな収益化を目指すことができるとされている。今回のサービスにおいて対応しているのはゲーム開発プラットフォーム「UNITY」によって開発されたゲームに限定されているようだが、この流れはゲーム界全体に波及していくだろう。
自分のお気に入りのゲーム、手塩にかけて育てたキャラクターを、好きなポーズでフィギュア化してくれるというのは、実に夢のある話だ。
開発者は「私たちの世界はますますデジタルになり、物理的世界とデジタル世界を隔てる境界は薄くなっている」と語っている。
今後の発展が楽しみでならない。