3Dプリンターでオリジナルカセットテープを作ろう
先端技術であのレトロなガジェットをリメイク
10年ほど前から世界的にじわじわと人気を集めているレトロなガジェットの一つに「カセットテープ」がある。とりわけ日本製のカセットテープは人気が高く、ネットオークションなどを覗くと80年代のカセットテープが数万円で取引されていたりもする。
もちろん、現在はカセットテープはもはや大企業によって生産されることのない時代遅れのメディアではある。ただ、その独特の音質や見た目の可愛さ、時代と共にテープが劣化していくという儚さも含めて、カセットテープにはストリーミング配信にはない「味」がある。
そんなカセットテープに目をつけたのが、3Dプリント系YouTuberのクリス・ボルゲだ。彼はオンライン上で見つけたオープンソースのカセットのモデルを使って、3Dプリントカセットを制作することに挑戦。結果、大成功を収めた。
画像引用/https://www.youtube.com/watch?v=o0a3_SLwcNM&t=202s
とはいえ、オープンソースのモデルは3Dプリント用に最適化されてはいなく、そのためクリスはそれをカスタマイズしなければならなかった。
まずクリスはデータを複数のコンポーネントに分割して出力し、後で接着剤で組み立てることにした。その後、クリスはマインクラフトのアートワークでカセットシェルのカスタマイズに着手。マインクラフトのアートワークは精度が高く、総レイヤーの高さの1/10の高さでモデルに焼き込むことができ、マルチカラー印刷においても、どのセクションをどのフィラメントで印刷すべきかを簡単に指定できる。
画像引用/https://www.youtube.com/watch?v=o0a3_SLwcNM&t=202s
かくしてカラフルな独自デザイのカセットが完成。もちろんテープも巻き入れ済みだ。
画像引用/https://www.youtube.com/watch?v=o0a3_SLwcNM&t=202s
以下の動画ではその実際の工程が紹介されている。皆さんも是非オリジナル3Dプリントカセットテープ作りに挑戦してみてはどうだろうか。