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バクテリアを用いた生体素材を3Dプリントすることでファッション産業による環境汚染を防ぐ

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バクテリアを用いた生体素材を3Dプリントすることでファッション産業による環境汚染を防ぐ

 

バイオマニファクチュアリングがファッション業界を刷新する

 

3Dプリント技術がファッション業界を揺り動かしている。

この環境時代において、ファッション業界は多くの批判を集めてきた。とりわけ2000年代以降のファストファッションが全盛する状況において、着なくなった大量の衣服の廃棄物と、シーズンごとに大量生産される際に用いられる膨大量の資源について、世間の目は厳しさを増す一方だった。

ファッション、特にモードとは時代の先端の価値観の表現でもある。そのモードが時代から取り残されているとしたら、これはその存在の存続に関わる大きな問題だ。当然、ファッション業界も自身の行く末を考えさせられることになった。その中で注目を集めているのが3Dプリント技術だ。

これまでもSK本舗メディアでは3Dプリント技術を用いた様々なファッションを取り上げてきたが、その多くは靴だった。3Dプリント技術を用いることによって、素材の無駄遣いを省くことができる。また方法によっては、一挙に大量生産せずに、需要に応じて製造することも以前より容易になる。

ただ、取り組まれてきたのはそれだけではない。いかに素材の無駄遣いを減らすといっても、それが環境負荷の高い素材だった場合、結局、そこで作られた靴が短期間で廃棄されてしまえば元も子もない。そこで、業界は素材の開発にも努めてきた。たとえば、Bolt Threadsのスパイダーシルクアパレル、Pangaiaの持続可能な成長を遂げた海藻繊維と花のジョガー、MycoWorksのマッシュルームレザーなど、メーカーーはそれぞれ持続可能な素材を開発し、エコファッションの追求を進めてきた。あのアディダスもまた、新たに発表されたUNLESSベンチャーにて、廃棄物を出さない靴の製造に取り組むことを発表している。

これはある意味で新たなニッチセグメントでもある。今、そこに特化して取り組んでいるのが、イギリスのスタートアップであるModernSynthesisだ。同社は微生物繊維プラットフォームなどを作成する、いわゆる「生体材料」のメーカーとして知られる。

 


ModernSynthesisの素材の特徴はバクテリアを利用して、農業廃棄物の糖分をナノセルロースに変換することだ。ナノセルロースとは、その豊富さと強さで評価されている生分解性材料である。同社はこのナノセルロースを素材に、かつ3Dプリンティングによってピースを形作るよう設計することで、端材や廃棄物のスクラップをゼロにすることを目指している。

 



先日、同社は410万ドルのシード資金を調達した。これによってプロジェクトは一気に進むと見られている。

 


「私たちは、より明るい物質的な未来への楽観的な見方を共有し、バイオテクノロジーとファッションの両方の分野からの豊富な経験を私たちのチームにもたらす投資家のグループと提携することに興奮しています」

そう語るのはModernSynthesisのCEOであるジェン・キーンだ。ファッションに特化したバイオマニュファクチャリングを行う同社は、もしかしたらファッション業界を刷新するキーマンとなるかもしれない。

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