3Dプリンターってどこに置くべき? おすすめはIKEAで定番のアレ
熱やホコリから3Dプリンターを守れてなおかつ整頓にも便利
3Dプリンターを自宅で使用する場合、まず検討しなければならないのは、その「置き場」だ。
一般的には作業場としている空間の机の上などだろう。確かに通常であればそれでも問題ない。しかし、素材によってはエアコンの冷風や熱風が作業そのものに影響してしまう場合がある。
あるいはその部屋が生活空間でもあるような場合、剥き出しにして置いておくと、他のものにぶつけてしまったり、食べ物や飲み物をこぼしてしまう可能性もあるし、何より部屋の整理整頓をする上においてもいささか邪魔だと感じられてしまうようなケースもあるだろう。
そんな悩みを抱えている方に耳寄りの情報がある。3Dプリンター系ブロガーのwavlew氏は様々な観点から検討した結果、3Dプリンターの最も良い置き場を発見したという。それはあのIKEAが販売しているキャビネット「BILLY」だ。
https://www.ikea.com/jp/ja/p/billy-bookcase-white-00522047/
wavlew氏が検討したのは以下の点だ。
1 熱エンクロージャー
2 ノイズ減少
3 防塵性
4 整頓しやすさ
これらのすべての点においてIKEAのBILLYは非常に高いパフォーマンスを示すという。そして何より、安価であるという利点もある。
実は筆者は長年にわたってこのBILLYを本棚として愛用してきた。その特徴はまず奥行きの深さだろう。通常の本の場合、ゆうに二冊を前後に並べることができる深さのこのBILLYを、wavlew氏は前後に二つ並べて使用することで、3Dプリンター用のキャビネットへと変化させている。この場合、使用可能な奥行きは54.5cm。これは一般家庭用3Dプリンターであれば、ほとんどの機種を余裕を持って置くことのできるサイズ感だ。
IKEAで家具を購入されたことがある方ならご存知の通り、IKEAの家具は組み立て式になっている。普段はちょっと面倒でもあるこの仕組みだが、その分、カスタムはしやすい。さらにwavlew氏は、この3Dプリンター特化キャビネットに関して、より広いものと狭いものの2パターンを提案してくれている。
組み立てに関しての詳細は下部URL掲載のwavlew氏による記事を読んでいただきたいのだが(英語が苦手な方はGoogleの翻訳機能を使って読んでください)、このDIYを行う上で必要な部品はすべてIKEAで購入可能となっている。実際に完成したキャビネットがこちらだ。
ご覧のように実にスマートな3Dプリンターキャビネットに仕上がっている。3Dプリンター本体のみならず関連用品もあわせて収納できるのも嬉しい。デザイン的にもIKEAらしいミニマルなデザインとなっており、スタイリッシュな空間を損なうこともない。
現在、日本でBILLYを購入する場合、最も小型のタイプだと1個につき5000円程度で購入することができる。wavlew氏のように2つ重ねて使ったとしても10000円程度。これはお安い(収納力がより高い背丈のあるサイズのものでも一つ10000円程度)。
3Dプリンターの置き場でお悩みの方は是非お試しあれ!
【wavlew氏の記事】
https://www.instructables.com/Use-Ikea-Billy-Bookshelf-As-a-3D-Printing-Cabinet/