
スペイン人アーティストが3Dプリントした球体関節人形が「美しい」と話題に
アーティストが球体関節人形の3Dデータを公開
今、ある人形が話題になっている。
その人形の名前は「ロボティカ」。制作したのはスペイン人アーティストのソニア・ベルドゥだ。
(画像引用)Thingiverse
ロボティカはいわゆる球体関節人形。身体の各部位に可動性があり、自在にポーズを取らせることができる。写真を見れば分かるように、その出来栄えは見事なものだ。
もとより彫刻家であるソニアはこのロボティカを3Dプリンターで作成したといい、そのデータをThingiverseで共有した。約30個ほどのピースからなるロボティカをソニアはPLAで出力しており、データをダウンロードした人向けにピースの接続方法を動画でガイダンスしている。
(画像引用)Thingiverse
これは是非とも出力してみたい。写真のロボティカはソニアが塗装したものだが、それぞれが独自のセンスで塗装することで、また新たな魅力が発見できそうだ。
ちなみに、ソニアは自身で出力できない人のために、すでに組み立て、ペイントも施されたロボティカの販売も彼女のサイトで行っている。サイト上には彼女の他の人形作品も並んでいるがどれもロボティカに負けじと魅力的な人形ばかりだ。
球体関節人形と言えば、世界的に最も有名なのはハンス・ベルメールだろう。日本では主に耽美やゴスの文脈で評価されてきた作家だが、そのフェティッシュな世界観は映画『イノセンス』でもオマージュ的に参照されている。あるいは日本では四谷シモン氏なども有名だ。氏の球体関節人形はいずれも不思議な魅力をたずさえている。生で見てみたいという方は箱根のカフェ「ユトリロ」に常時展示されているので足を運んでみると良いかもしれない。
『
いずれにせよポイントは、球体関節人形というジャンルがこれまで特別に人を魅了してきたということ。そして、その球体関節人形が現在は3Dプリンターで制作されるようになっているということだ。ちなみにYouTube上には以下のような動画もある。
皆さんも是非、オリジナル球体関節人形作りにトライしてみてほしい。