最終更新:2026年6月30日/文責:SK本舗 3Dプリンター部門
この記事でやること
AIで3Dモデルを生成するMeshyを、「使い方の紹介」で終わらせず、SK本舗のBambu機・光造形機とSK本舗レジン/フィラメントで実際に印刷する全工程を一次検証します。生成そのものより、AI出力を"印刷できる状態"に直す工程(メッシュ修復)が山場です。各情報は2026年6月時点で、Meshyの数値・仕様は公式の最新表記を優先します。
結論を先に:Meshyの生成は数十秒で終わり、難しくありません。つまずくのは生成後です。AIが吐いたデータは、穴が開いていたり壁が薄かったりスケールが狂っていたりで、そのままスライサーに入れても印刷できないことがあるため、生成後の下処理が要になります。本記事では、その下処理を通したうえでFDM(Bambu)でも光造形(LCD)でも出力できるかを実機で検証しています(確定した歩留まり・実物写真は順次追記)。
作らずに「印刷できる完成データ」をすぐ使いたい方は、SK本舗が運営する 3D Data Japan(3Dプリント用データ配布) が近道です。生成・修復の手間なくダウンロードして印刷できます。
Meshyのデータを3Dプリントする全工程 ── 生成→修復→印刷
この記事は、SK本舗の3Dプリンター部門が Meshy(テキスト/画像から3Dモデルを生成するAIツール)でモデルを作り、自社が保有するBambu系FDM機と光造形機に持ち込み、SK本舗のフィラメント/レジンで印刷するまでの一次検証記録です。Meshyの操作解説は他サイトに任せます。私たちが確かめたかったのは、この生成データが本当に自社のBambu機と光造形機で刷れるのか、どこで詰まるのか――そこだけです。
工程の全体像は次のとおりです。Meshyで生成し、メッシュを"印刷できる状態"に修復してから、FDMと光造形でスライス分岐し、印刷・後処理に進みます。AI生成ではこの「修復」が抜けると印刷が止まりやすい──実機で最もつまずいたのも、この工程でした。

Meshyで3Dモデルを生成する手順 ── テキスト/画像から
ここからは、SK本舗が実際にMeshyのワークスペースにログインし、テキストから3Dモデルを生成(Text to 3D)する流れを一度通して試した一次記録です。ログインからモデル生成までは約1分。操作そのものはシンプルなので、この記事では手順を最短で流し、印刷を前提にしたときにどの段階で何を選び、何を見ておくかに紙幅を割きます。
① テキスト生成モードに切り替えてプロンプトを書く
ワークスペースを開いたら、まず 「テキスト生成モデル(Text to 3D)」 モードに切り替え、作りたいものを言葉で入力します。下の実画面①でいうと、左パネル上部に並ぶ3つのアイコンの右端(立方体アイコン)がText to 3D、左の2つが画像系のモードです。手元のイラストや写真1枚から起こす場合は 「画像から生成(Image to 3D)」(左のアイコン)に切り替えるだけで、その後の流れはほぼ同じです。プロンプト欄は最大800文字まで入力でき(下の実画面①の文字カウンター「42/800」で確認)、当社の実例では「ずんぐりした丸みのあるフクロウの置物、肉厚で安定した底面、台座付き、ディテール控えめ」を42文字で入力しました。生成前の設定欄では、次の項目を選べました(2026年6月・実機)。
- モデルタイプ:標準/ローポリ(Beta)
- AIモデル:Meshy 6
- ポーズ:なし/Aポーズ/Tポーズ
- 世代数(一度に出す候補数)
- ライセンス:無料=CC BY 4.0/プライベート=有料(Pro)
印刷向けには、形がはっきりした単体オブジェクトを、厚みが取りやすい言葉で指定すると後工程が軽くなります。実際に当社で使っているプロンプトの方向性は次のとおりです。
- 印刷向き(厚みが出やすい)の例:「ずんぐりした丸みのあるフクロウの置物、肉厚で安定した底面、台座付き、ディテール控えめ」
- 印刷向き(実用小物)の例:「シンプルなロボットのフィギュア、太い手足、突起や薄い羽根なし、自立する形」
- 避けたい(薄壁・折れの原因になりやすい)の例:「細い触手が何本も絡むクラゲ」「極端に薄い羽根を広げた蝶」「針のように尖ったトゲが密集した造形」
後者のような形は、生成は通っても印刷段階で薄壁・折れの原因になりやすいため、プロンプトの時点で厚みのある造形に寄せておくと安全です。なお画像から起こしたモデルは裏側・底面がAIの推測で埋められるため、印刷前の底面チェックがより重要になります。

② 生成する(標準モデルで「20クレジット・約1分」)
プロンプトを入れて生成ボタンを押すだけです。実機では、標準モデルの生成ボタンに 「20クレジット・約1分」 と表示されました(2026年6月・実機)。Meshyのクレジットは「1モデルあたり◯クレジット」という Meshy公称 の単価が基準で、無料プランは毎月100クレジット、Proは毎月1,000クレジットです(2026年6月時点・公式 meshy.ai/pricing)。標準モデルが1回20クレジットなら、無料枠でも月に数体は試せる計算になります。
③ 生成中を待つ(進捗%の表示)
生成が始まると進捗が%表示で進み、標準モデルなら表示どおり約1分で完了しました(2026年6月・実機)。待っている間に操作することはありません。進捗バーを眺める数十秒だけで、別作業を挟む間もなく④の結果画面に切り替わりました。

④ 結果を確認する ── フェイス数・頂点数・「プリント可能性」の見方
生成が終わると、結果画面に トポロジー(三角面)・フェイス数・頂点数 が表示され、あわせて 「プリント可能性」のインジケーター(緑のチェック) が出ます。下の実画面②でいうと、ビューア左上に固まっている数値ブロックがそれです。ここで一つ注意があります。この 「プリント可能性 ✓」は、Meshy側の自動判定(Meshy公称) であって、当社の実機で問題なく印刷できることを保証する表示ではありません。実際に刷れるかどうかは別問題なので、SK本舗は自社のBambu機・光造形機で必ず裏取りします(公称と実測は分けて扱う方針です)。
印刷の観点でもう一つ見ておきたいのが、ポリゴンの量です。実機で印刷向きのプロンプト(ずんぐりしたフクロウの置物)を生成したところ、フェイス数 541,130・頂点数 270,547 と表示されました(2026年6月・Meshy結果画面の表示値/実画面②)。形そのものはシンプルでも、AI生成は総じてポリゴンが多く、データが重くなりがちです。重いメッシュはスライス時間が伸び、非力なPCでは動作が重くなるため、必要に応じてポリゴン数を間引く(デシメート)と扱いやすくなります。

⑤ 書き出す(STL/3MFを選ぶ)
最後にダウンロード(書き出し)です。実機のダウンロード設定では、「高さ(cm)」「起源=座標の原点(ボトム=底面基準/センター=中心基準・UI表記のまま)」「フォーマット」 を指定できました(2026年6月・実機)。フォーマット欄では、印刷で使う STL・3MF に加えて、OBJ・FBX・GLB・USDZ・BLEND・DXF の計8形式に対応します(2026年6月・実機の書き出しダイアログで確認=下の実画面④)。3Dプリント用途で選ぶのは STLか3MF で、基本はSTL、色・素材を持たせたいフルカラーFDM用途では3MFが目安です。3Dプリントで触るのはSTLと3MFの2つだけ。残り6形式はゲームやCG向けなので、印刷目的なら気にしなくて構いません。
注意点がもう一つあります。実機では、ダウンロードボタンに 「PRO」バッジ が付いていました。無料プランで生成したモデルは CC BY 4.0(帰属表示が必要) の扱いで、帰属表示を付ければ商用にも使えます(2026年6月時点・公式 meshy.ai/pricing)。ただしこの「PRO」バッジが高解像度や特定形式の書き出しだけに付くのか、無料での書き出し全体に及ぶのかは、実機で再確認のうえ確定します。販売・受託まで本格的に考えるなら、Pro以上が確実です。


Meshy生成データを印刷できる状態にする(メッシュ修復)
AI生成モデルは見た目が整っていても、メッシュの中身が印刷に向いていないことがある――生成より、ここを直せるかどうかで刷れるかが決まりました。Meshyに限らず、AI生成3Dデータ全般に共通する課題です。本章ではMeshy出力で実際に起きた症状の確認ポイントだけを扱い、穴埋め・非多様体の解消・厚み付け・スケール基準といった「直し方」の手順そのものは、修復に特化した AI生成STLを印刷するための健全化ガイド に集約しています。
メッシュの穴・非多様体・厚み不足を確認する
印刷前に確認したいのは主に次の3点です。
- 穴(非水密/ノンウォータータイト):表面に隙間があり、立体として閉じていない状態。スライサーが内外を判定できず、エラーや想定外の充填になります。
- 非多様体(ノンマニフォールド):1本の辺を3面以上が共有するなど、現実にはあり得ない繋がり方。スライス時の不具合の温床です。
- 厚み不足:画面では見えても、実寸に直すと壁が薄すぎてノズル幅やレジンの最小肉厚を下回る箇所。FDMでは折れ、LCDでは欠けや反りにつながります。
① 穴(非水密)
表面が閉じておらず隙間がある。スライサーが内外を判定できず止まりやすい。
② 非多様体
1本の辺を3面以上が共有する等、現実にない繋がり方。スライス不具合の温床。
③ 厚み不足
実寸で壁が最小肉厚(破線)を下回る。FDMは折れ、LCDは欠け・反りに。
※上図は各破綻の模式図(イメージ)。実物メッシュの写真ではありません。
Meshyは生成品質を高く訴求しており(数値の扱いは後述のとおり Meshy公称)、実際に下処理がほぼ不要なモデルもありました。一方で、同じツールでもプロンプトや形状次第で穴・薄壁が出るのも事実です。だからこそ、生成したら一度メッシュを見る――このひと手間が、印刷の失敗を確実に減らしてくれました。
水密化・スケール調整・底面づくり(詳細は健全化ガイドへ)
確認して問題が見つかったら、水密化(穴埋め)・実寸へのスケール調整・底面づくりを行います。スケールはAI生成で特にずれやすく、想定の数倍/数分の一で出力されることがあるため、印刷前のリサイズは必須でした。底面は、接地面を平らに整えるとFDMの定着が安定します。具体的な操作手順は健全化ガイドにまとめているので、直し方を知りたい方はそちらをご覧ください。ここでは、Meshy出力で実際に何が起きたかだけを記録します。
MeshyのデータをBambu StudioでFDM印刷する
下処理を終えたデータを、まずFDMで出力しました。SK本舗はBambu Lab正規代理店で、社内にBambu系FDM機を保有しています(機種構成は時期により入れ替わります)。FDM用のフィラメントは SK本舗フィラメント一覧 から選べます。

Bambu機への持ち込みと、連携の「実態」
MeshyはBambu Studioへ3MFでワンクリック送信できる点を自社の特長として訴求しています(Meshy公称・当社では機能の存在、および「唯一」といった表現の有無・原典は未確認)。ただしこの「唯一」は、公式に統合された送信ボタンに限った話です。他ツールが書き出したSTL/3MFも、Bambu Studioに読み込めば普通にスライスできます。公式の送信ボタンがある分だけ一手間省ける、というのが「唯一」の実際の中身です。

SK本舗フィラメントで出力する
スライスではAI生成モデルの特性に合わせ、サポート・充填率・壁数を調整しました。有機的な形状はオーバーハングが多く、サポートを少し手厚めにすると失敗が減ります。使用フィラメントは SK本舗のフィラメント を用い、定着・反りの様子を確認しました。実際に出力した直後(サポート付き)と、サポートを外した完成体が下の写真です。


薄壁の折れなど、出やすい失敗
正直に残します。検証では失敗例も想定しています。典型は薄壁の折れとサポート不足によるオーバーハングの垂れです。いずれも「生成段階で薄かった」「スケールを小さくしたら相対的に壁がさらに薄くなった」ことが効きます。対策は前章の修復(厚み付け)と、スライス時のサポート見直しに戻ります。失敗は準備不足のサインで、Meshyの限界とは限らないというのが現時点の見立てです(実物写真は確定後に追記)。
Meshyのデータを光造形(LCD)で印刷する ── 高精細化
同じMeshyデータを、今度は光造形機にも持ち込みました。AI生成に多い有機的・キャラクター系の造形は、細部の表現で光造形が有利になりやすいテーマです。レジンは SK本舗レジン一覧 から用途に合わせて選べます。
同じデータを光造形機へ(配置・サポート)
光造形はFDMと前提が変わります。多くのLCD機はビルドプレートからモデルを吊り下げる(ボトムアップ)方式で、傾けて配置し、サポートで支えるのが基本です。底面ベタ置きは吸着面が大きくなり失敗しやすいため、角度をつけ、力のかかる箇所にサポートを置きました。スケールと水密化は、FDMと同じく事前に済ませておきます。
SK本舗レジンでディテールがどこまで出るか
SK本舗レジンで出力し、FDM体との実物比較を行います。一般に光造形は積層が細かく、表面とエッジの再現でFDMより有利です。具体的にどこまで差が出たかは、確定後に実物写真で示します。なお機種は時期で入れ替わりますが、当社で扱う高解像度クラスの光造形(LCD)機が、AI生成フィギュアの高精細出力に向きます。現行の取扱機種は 3Dプリンター一覧 からご確認ください。
FDMと光造形のどちらに向くかは形状次第です。基礎から知りたい方は 光造形(レジン)とFDMの違い完全ガイド もあわせてどうぞ。
実機検証データ ── 生成→スライス→印刷の歩留まり(検証設計)
検証結果は、成功も失敗も数字で残します。Meshy公称の品質値と、当社で実際に通った/詰まった実測は列を分けて混同を避けます。確定データを載せるまでは、まず「何を測るか」を公開しておきます。
当社で記録する測定項目は次のとおりです。
- 入力タイプ/生成方式:テキスト or 画像1枚/Text to 3D・Image to 3D
- 消費クレジット(自社実測):再生成・やり直しを含む実消費(Meshy公称の単価とは別列)
- 元メッシュ状態:水密か/厚みは足りるか(修復前の素の状態)
- 修復作業:水密化・スケール・底面・厚み付けのうち何を行ったか
- 出力機/材料:Bambu系FDM+SK本舗フィラメント/光造形機+SK本舗レジン
- 印刷時間(実測)・結果:成功/一部失敗/失敗の内訳
- 失敗要因と対策:薄壁・スケール・サポート等のどれが効いたか
※「Meshy公称品質(スライサー通過率・水密率など)」は実測表とは別欄に記載し、当社実測と混同させません(後述「公称値の扱い」参照)。実測値・実物写真は検証完了後にこの位置へ確定版の表として掲載します。
Meshyの料金と、印刷1体あたりの実消費クレジット
料金プランは次のとおりです(いずれも2026年6月時点・公式 meshy.ai/pricing、USD表記。改定され得るため申込前に公式pricingでご確認ください)。
- 無料(Free)プラン:月額0ドル・毎月100クレジット。生成を試せます。生成物は CC BY 4.0(帰属表示が必要) の扱いで、出典・作者クレジット(帰属表示)を付ければ、商用利用も可能です(2026年6月時点・公式 meshy.ai/pricing・help.meshy.ai)。
- Pro プラン:月額20ドル・毎月1,000クレジット。生成物の所有権が付与され、帰属表示なしで使えるようになります。無料(CC BY 4.0)でも帰属表示を付ければ商用利用自体は可能で、Pro以上は帰属表示が不要になり所有権が付く点が違いです(2026年6月時点・公式 meshy.ai/pricing)。
- Studio プラン:月額60ドル。より多くのクレジット枠が必要な制作向けの上位プランです。このほか大口向けのEnterpriseは個別見積です(2026年6月時点・公式 meshy.ai/pricing)。
クレジットは「1モデルあたり◯クレジット」という Meshy公称 の表記が基準になります。一方で、印刷1体あたりに実際どれだけ消費したか(再生成・やり直しを含む実消費)は当社で実測し、別途併記します。AI生成は一発で決まらないことがあり、公称クレジットと実消費はズレ得るためです。
Meshyの商用利用とライセンス ── 作ったモデルを売っていいのか
販売・受託・配布を考えるなら、ここは必ず一次(Meshy公式の利用規約)で確認すべき項目です。以下は2026年6月時点の整理で、断定は避けます。最終判断は各自の利用規約確認のうえで行ってください。
- 無料(Free)プランの生成物:CC BY 4.0(帰属表示が必要) の扱いです(2026年6月時点・公式 meshy.ai/pricing・help.meshy.ai)。帰属表示なしでの商用利用や再配布は、無料枠では想定されていないと読むのが安全です。
- Pro 以上の有料プランの生成物:生成物の所有権が付与され、商用フル利用が可能とされています(2026年6月時点・公式 meshy.ai/pricing)。販売・受託を予定するなら、無料枠ではなくPro以上+規約該当条項の確認を前提にしてください。
印刷代行や物販でAI生成モデルを扱う場合は、次の確認ポイントを毎回チェックすることをおすすめします。(1) 生成元プランの商用可否、(2) 帰属表示の要否、(3) 第三者の意匠・キャラクター権利を侵害していないか、の3点です。ツールの規約をクリアしていても、題材そのものの権利は別問題だからです。
MeshyとForm Now(造形代行)とSK本舗印刷の住み分け
Meshyは、Formlabsと連携した造形代行サービス 「Form Now」 を2026年4月に発表しました(2026年6月時点・Meshy/Formlabs公式発表)。生成したモデルを米国のFormlabs工場へ送って造形・配送する、という外注の導線です。下記のうち発表時期・発注導線・製造拠点・方式は公式発表ベースですが、納期だけは当社で一次確認できていないため見込みとして扱ってください。
- 発表時期:2026年4月14日(公式発表)
- 発注の手軽さ:生成画面から発注操作を始められる(公式「5分以内」=発注操作から工場への送信までの目安。造形・配送時間は別)
- 製造拠点:米国のFormlabs工場(公式発表)
- 方式:SLA/SLS(樹脂・粉末方式/公式発表)
- 納期:「48時間で届く」等の表現は当社で一次確認できていないため、触れる場合も見込みに留めます
そのうえで、SK本舗で印刷することとの違いを整理します。優劣の断定ではなく、選べる軸が違うという話です。
- 製造拠点:Form Nowは米国Formlabs工場(公式発表)。SK本舗は日本国内での出力・相談が可能です。
- 機械を選べるか:SK本舗なら自分のBambu機・光造形機で出すか、機種を選ぶところから関われます。
- 材料を選べるか:SK本舗レジン/フィラメントを用途に合わせて選べます。
- 方式の幅:Form NowはSLA/SLSが対象(公式発表)。FDMで出したいニーズはSK本舗側で対応できます。

「米国工場にお任せで完結させたい」ならForm Now(納期だけ要確認)、「国内で機械・材料・FDMまで選びたい」ならSK本舗、という住み分けです。国内で印刷したい方は 3Dプリンター一覧 や フィラメント・レジン からご検討ください。データはあるけれど自分で刷れない/うまく刷れないという方は、SK本舗(3D Data Japan)の 出力代行 に出せば、国内で修正+出力して完成品が届きます(最新の料金・納期は案内ページ参照)。これが米国工場へ外注するForm Nowに対する、国内で完結する選択肢です。
Meshyで印刷できないときの対策 ── つまずきポイント早見
印刷できないときの典型原因と、当社での直し方の要点をまとめます(手順の詳細は健全化ガイドに集約)。
- 非水密(穴):立体が閉じていない。→ 水密化(穴埋め)してからスライス。
- スケール過小/過大:実寸が想定とずれる。→ 印刷前に必ず実寸へリサイズ。小さくしすぎると壁も薄くなる点に注意。
- 極薄ディテール:羽根・触手・縁が薄すぎる。→ 厚みを足すか、形状を生成段階から厚めに。
- サポート設計:有機形状はオーバーハングが多い。→ FDMはサポート手厚め、LCDは角度配置+要所サポート。

公称値の扱い(スライサー通過率・水密率)
Meshyは生成品質について、「スライサー通過率」や「水密率」といった数値を訴求することがあります。これらはいずれも Meshy公称 です(例として「スライサー通過97%」「完全水密55%」等の数字を、Meshyが自社ブログ「Best AI Tools for 3D Printing 2026」で示しています=出典 meshy.ai/blog・2026年6月時点。これはMeshyがフィギュア系モデルで行った自社テストの値で、全カテゴリの保証値でも、当社が独立に検証した数値でもありません)。当社で実際にそのまま通った件数/下処理が要った件数は、前掲の検証設計に沿って実測として併記します(自社実測は検証中・確定後に追記)。公称値を地の文でそのまま追認せず、自社実測と並べて示す方針です。
修復の手順そのもの(穴埋め・非多様体の解消・厚み付け・スケール基準)をもっと詳しく知りたい方は、AI生成STLを印刷するための健全化ガイド に集約しています。
まとめと次の一手
検証していてはっきりしたのは、つまずきの大半が生成そのものではなく、生成後の印刷準備(穴・薄壁・スケール)に集中する点でした。逆に言えば、この下処理さえ通せばFDMでも光造形でも出せる見込みで、失敗の多くは準備の段階で減らせます(確定した歩留まり・実物写真は順次追記)。
「生成からやってみたい」方は、無料プランで一度試してみてください。一方で、自分で作らず、印刷できる完成データをすぐ使いたい方には、SK本舗が運営する 3D Data Japan が近道です。
作らずに使いたいなら、まず配布データを探す
3D Data Japanなら、印刷用の3Dデータをすぐに探せます。AI生成と配布データの使い分けが、いちばん挫折しない進め方です。
3D Data Japan で配布データを探すうまく刷れない・自分の機械がない方へ ── SK本舗の「出力代行」(国内)
Meshyでデータは作れたのに、修復や印刷がうまくいかない…という場合は、SK本舗(3D Data Japan)の出力代行に出せます。データを送れば、印刷できる状態に整えて完成品が届きます。米国工場へ送る外注(Form Now)に対する、国内で完結する選択肢です。最新の料金・納期・お問い合わせ先は案内ページでご確認ください。

よくある質問(FAQ)
Meshyで作った3Dモデルは、そのまま3Dプリントできますか?
そのまま刷れるデータもあります。一方で、スライサーに入れた段階で止まったデータも実際にありました。AI生成データは穴(非水密)・薄壁・スケールずれが起きやすいため、印刷前にメッシュを確認し、必要なら水密化・厚み付け・リサイズをしてからスライサーへ入れるのが安全です。下処理を通せば印刷でき、本記事のフクロウはFDMで実際に出力しました。
Meshyとは何ですか?日本語でも使えますか?
Meshyは、テキストや画像1枚から3Dモデルを生成するAIツールです。管理画面(ワークスペース)は日本語表示に対応しており、当社でも日本語UIで操作しました(2026年6月・実機。上掲の実画面①②も日本語表示)。生成したデータは、STL/3MFなどの形式で書き出して3Dプリントに使えます。
Meshyの料金はいくらですか?無料でどこまで作れますか?
無料(Free)プランは月額0ドル・毎月100クレジットで生成を試せます。商用フル利用はProプラン(月額20ドル・毎月1,000クレジット)以上が想定です(2026年6月時点・公式 meshy.ai/pricing)。料金・クレジット数は改定され得るため、申込前に公式pricingでご確認ください。無料プランの生成物はCC BY 4.0(帰属表示が必要)の扱いです。
MeshyはBambu Studioと連携できますか?
MeshyはBambu Studioへ送信する導線を公式に用意していると訴求しています(Meshy公称・当社では機能の存在を未確認)。一方で、他ツールのSTL/3MFもBambu Studioに読み込めば印刷できるため、これは「Meshyだけが唯一連携できる」という意味ではありません。ワンクリックはあくまで手間が省ける利点、と捉えるのが正確です。
Meshyの無料プランでも、印刷に使えるデータは作れますか?
作れます。無料プランで生成したモデルも印刷用に書き出せます。ただし無料プランの生成物はCC BY 4.0(帰属表示が必要)の扱いで(2026年6月時点・公式 help.meshy.ai)、商用での販売・受託を想定するならPro以上の有料プランが安全です。クレジット数・条件は改定され得るので、申込前に公式でご確認ください。
Meshyで生成したモデルを商品として販売してよいですか?
プランと題材次第です。無料プランはCC BY 4.0(帰属表示が必要)、商用フルはPro以上の有料プランが想定されています(2026年6月時点・公式 meshy.ai/pricing・help.meshy.ai)。あわせて、生成物が第三者のキャラクター・意匠の権利を侵害していないかも別途確認が必要です。ツール規約をクリアしても題材の権利は別問題のため、両面でのチェックをおすすめします。
Meshyで生成したデータの印刷を外注できますか?(Form Nowとは)
Meshyは、Formlabsと連携した造形代行「Form Now」を2026年4月に発表しました(Meshy/Formlabs公式発表)。米国のFormlabs工場でSLA/SLSにより造形する外注導線で、納期(「48時間」等)だけは当社で一次確認できていないため見込みとしてお考えください。日本国内で、機械・材料・FDMまで自分で選んで印刷したい場合は、SK本舗での出力・購入相談もご利用ください。
Meshyの出力形式は?STLで出せますか?
MeshyはSTL・3MF・OBJ・FBX・GLB・USDZ・BLEND・DXFの計8形式に対応します(2026年6月・実機の書き出しダイアログで確認)。3Dプリントで使うのはSTLと3MFで、基本はSTL、色・素材を持たせたいフルカラーFDM用途では3MFが目安です。形式の数の多さは印刷の可否を左右せず、STLか3MFがあれば印刷できます。
FDM(Bambu)と光造形では、Meshyのデータはどちらに向いていますか?
形状によります。AI生成に多いキャラクター・フィギュアなど細部を見せたい造形は光造形(LCD)が有利になりやすく、大きめ・実用寄り・低コストで量を出したいならFDMが向きます。当社では同じMeshyデータを両方式で出し、実物で比較する検証を進めています(比較写真は追記予定)。
Meshyのデータがうまく印刷できないときは、何を直せばいいですか?
多い順に、(1) 水密化(穴埋め)、(2) 実寸へのスケール調整、(3) 薄い箇所の厚み付け、(4) サポートの見直しです。小さくしすぎると壁も相対的に薄くなる点に注意してください。手順の詳細は AI生成STL健全化ガイド にまとめています。
関連記事・次に読む
- 3D Data Japan(3Dデータ配布サイト)|作らず使いたい人の受け皿・最前列
- AIで3Dモデルを作るツール比較(ハブ記事)|ツール全体像
- 用途で選ぶAI 3Dツールガイド|作りたいものから方式・材料を選ぶ
- AI生成STLを印刷するための健全化ガイド|メッシュ修復を詳しく
- 3Dプリンター初心者ガイド|これから始める方へ
- 光造形(レジン)とFDMの違い完全ガイド
Meshyの料金・対応言語・利用規約は改定されます。実際に試す際は、必ずMeshy公式サイト(meshy.ai)で最新情報をご確認ください。
