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第一講「3Dプリンターとはそもそも何か」

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第一講「3Dプリンターとはそもそも何か」

記念すべき第1回目のテーマは「そもそも3Dプリンターとは何か」です。かなりアバウトなテーマですが、あくまでも導入編ということでお許しください。3Dプリンターに興味があるけど、イメージがつかない…そんな人にこそ読んでほしいです。

 

 

1.   Dプリンターで印刷出来るもの

 

まずは原料についてお話します。原料は主にレジンですが、それはほんの一例に過ぎません。3Dプリンターではレジンの他に金属、繊維、バイオなどの原料があり、それぞれに応じたさまざまなプリントが可能です。


従って、現在は製造業、健康医療、ハイテク産業などでも広く利用されています。ただ、それは3Dプリンターの秘めている可能性のほんの一部です。今後は化石を復元したり、考古学における重要建築物の再現、犯罪科学における骨や身体の復元や、犯行現場で採取した大きく損傷した証拠を復元することも可能になると言われています。つまり3Dプリンターは、形さえわかれば何かを作成するだけでなく、過去を再現することも可能なのです。

 

 

2. 3次元に印刷するためには

 

では1であげたようなものを3Dプリンターはどのようにプリントアウトするのでしょうか。


2Dプリンター、いわゆる日常で使用するプリンターはまず紙をセットし、コピーしたいものをスキャンして印刷します。またはPC等から印刷したいデータをプリンターへ送り、印刷します。では3Dプリンターはどうでしょうか。


実は3Dプリンターも同様のことを行っています。プリントアウトしたい3次元の物質をスキャンしてデータ化し、それを印刷します。もしくはPC内で3Dデータを作成し印刷します。


3Dプリンターは印刷するデータ、いわゆる3Dモデルを作成するにあたりCADといったソフトウェアを利用して自身でデザインする必要があります。この、自身でデザインすることを「モデリング」と言います。


モデリングを簡単にするために3Dスキャナーというものが存在しますが、残念ながら現在は2Dプリンターのようにガガーッとスキャンしてそのまま印刷できるようにはなっていません。スキャンした後に多少CADなどでデータを整える必要があります。しかし、行っていることは本質的には2Dプリンターと同じだということがここでの重要なポイントです。


ちなみに、この3Dスキャナーの値段がピンからキリまであり、業務用だと高額ですが個人が利用するのに適した価格帯の物もあります。


あるいは、すでに誰かがモデリングしたデータを使ってプリントすることも可能です。おそらく、今後はこのモデリングデータの取引が活発化していく時代になると推測します。


この点については、別記事「3Dプリンター用フィギュアデータの作り方と無料配布サイト

でも言及しているのでこちらも参照してください。

 

 

3. 3Dプリンターがもたらす未来

 

現状でも十分に色々なものを出力できる3Dプリンターですが、今後、その技術がもっと発達したらどうなるのでしょうか。


現在、まだ普及はしていませんが、指定した色と素材でアウトプットできる3Dプリンターというのも既に存在しています。使用者のその時々の用途に応じて様々な材質、デザイン、形状のものをプリントできる多目的3Dプリンターです。技術の進歩によりそのような多目的3Dプリンターが現在の2Dプリンターのように各家庭に普及したら、商品を買うのにお店に行く必要のない時代になるかもしれません。


現在はオンラインで商品を販売しているため店舗を持たないお店が存在しますが、そうだとしても在庫をストックする場所が必要です。SCM(Supply Chain Management)を導入し、需要に合わせて商品を製造したとしても、やはり最終的には在庫をストックする場所が必要です。しかし3Dプリンターによって、これらを更に超える時代がやってきます。すなわち、業界によっては在庫も店舗も存在せず、商品のデータのみを売って、PC間のみで商品取引が完了する時代がやってくるのです。これについてはSK本舗の代表が取材された際のこんな記事があるので読んでみてください。

 


明日、僕たちは世界を「出力」する──3Dプリンターの普及は“大量生産大量消費”時代を終わらせるか|SK本舗・遅沢翔インタビュー①(HAGAZINE掲載)

 

 

もし必要な商品を自身で3Dプリンターからアウトプットできるようになったら、廃棄物の削減やエネルギーの消費量削減などにも効果が出始めるでしょう。必要なものを必要なときに必要なだけプリントする時代は地球にも優しいはずです。未来を担う我々にとって、環境問題もまた非常に重要なポイントです。

 

 

まとめ

 

新しい技術が発明されたというニュースを聞いたとき、これは何に使う技術なのだろう? と思うことはないでしょうか。3Dプリンターについても、それが何に役立つ技術なのかピンと来ていない人もいるはずです。


今回の記事で、3Dプリンターではどのようなことが出来て、3Dプリンターを使いこなすためには何を勉強すればよいのか、大体わかって頂けたかと思います。しかし、これはあくまでも現時点での話です。私のこの勉強シリーズを読んで「こんな使い方が出来るのでは!」と画期的なアイデアを発見し、それを元に新しいビジネスを始めてもらえるようなことがあれば、広報冥利に尽きます。次回以降、徐々に専門的なことを深堀していく予定なのでお楽しみに!

 

 

 

 

 

 

第二講「3Dプリンターにはどんな種類があるのか」

第三講「3Dプリンターを熱溶解層方式(FDM)から光造形方式(SLA)にした人にありがちな失敗の原因」

第四講「SK本舗で取り扱っている5種類のレジンとその特徴」

第五講「3Dプリンター(SLA方式)の性能の読み方」

第六講「サポート材周りのデザイン潰れの原因は“露光漏れ”かも!?」

第七講(前編)「3Dプリンターを購入して実際に使ってみよう! 〜購入からセットアップまで〜 」

第七講(後編)「3Dプリンターを購入して実際に使ってみよう! 〜出力から片付けまで〜 」

第八講「3Dプリンターのパラメーターを理解しよう!」

第九講「3Dプリンター初心者にありがちな失敗とつまずきポイント 」

 

 

 

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