SK水洗いレジンのイロハ
SK水洗いレジンのパラメーターに関しては、ご使用の機種や個体値、FEPフィルムの種類や状態・Z軸キャリブレーション・LED照射ムラ、レジンのロット差や使用温度など、様々な要因で影響を受けます。
こちらではご参考程度に一定の数値をお載せ致しますが、最適なパラメーターはユーザー様にてご探求頂けますよう、宜しくお願い致します。
露光時間に関しましては下記もご参照ください。
プリンター別SK本舗特製レジン露光時間一覧表
基本パラメーター
◆積層ピッチ: 0.01-0.05
照射時間: RGB型LCD機で7-8秒前後、モノクロLCD機で2-3秒前後
◆Off Time: 0-1秒
◆ボトム照射時間: RGB型LCD機で60秒前後、モノクロLCD機で40秒前後を推奨
◆ボトムレイヤー: 6-7層
※黒色はUV透過率が若干低いため、照射時間を長めに設定してください。
特徴
Point 1
後処理が楽!
Point 2
ひび割れが起きづらい!
Point 3
べたつきが速く収まる!
洗浄と二次硬化
SK水洗いレジンは過度の洗浄 及び 二次硬化は禁物です。
特に造形直後に数時間のUV照射をした場合、ひび割れと反りの原因になることが判明しております。
また、中空の造形物もひび割れの発生率が上昇します。必ずドレインホールを付け、レジンが内部に溜まらないように留意ください。
二次硬化時は、内部にもUVを当てて均一に硬化させてください。
水で洗浄後(漬け置きは劣化・ひび割れの原因になります)、造形物を数時間から1日程度放置して水分を完全に蒸発させることで強度が増します。
後処理
出力物を洗浄した水
太陽光に当てて沈殿したレジンを濾過した後に排水頂く、もしくは新聞紙やキッチンペーパーに吸わせてから燃えるゴミにて廃棄して頂くことを推奨しております。
レジンボトルの処理方法
レジンが残っている場合はレジンをいらない容器に移し替えて天日干しにし、硬化させてください。
硬化したレジンはプラスチックごみとなるので自治体のルールに則って廃棄してください。
空になったボトルはアルコールを少量入れて振って頂き、中を洗浄します。金属ボトルはアルミとなりますので、洗浄後のボトルは自治体のルールに則って廃棄してください。
SK水洗いレジンを使用した後のプリンターの清掃について
レジンVATやプラットフォーム等については、水でさっと洗い流して頂くか、アルコール付きのウェットティッシュなどで丁寧に拭いてください。
レジンが拭き取れていないと、べたつきの原因となったり、素手で触った際にかぶれの原因となります。
DLP/LCD式3Dプリンタのトラブルシューティング
下記外部サイトがとても丁寧にDLP/LCD形式の3Dプリンターにて頻出する問題と解決策を解説しております。ご参考ください。
DLP機トラブルシューティング