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渋谷を乱舞する3Dプリント獅子|3Dプリンターが伝統芸能を更新する

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渋谷を乱舞する3Dプリント獅子|3Dプリンターが伝統芸能を更新する

 

渋谷のストリートを跳梁する現代的「獅子」

 

今年の7月にある舞台が話題となっていた。

舞台のタイトルは「獅子と仁人 渋谷の舞」、そのキャッチコピーはこちらだ。


“3Dプリントからうまれた現代獅子に生命をふきこむのは沖縄獅子の舞手たち。
ダイナミックで愛らしい演舞に呼応するストリートダンス。
デジタル時代の現代芸能が渋谷の最先端で躍動する。”

同舞台は世界にひろく伝わる獅子舞をもとに舞台芸術のあらたな表現、そして鑑賞体験の創造に挑むプロジェクトで、主催していたのは株式会社イッカクだ。東急株式会社および東急不動産株式会社ほかの協力のもと、2021年7月17日~7月18日の2日間に、渋谷駅周辺施設4箇所での街頭パフォーマンスを開催した。

会場となったのは渋谷ヒカリエのヒカリエデッキ、渋谷フクラス、渋谷ストリームそして渋谷キャスト。金銀2頭、大迫力の現代獅子が各エリアを練り歩いて、ストリートダンサーとともに町全体を横断、パフォーマンスが披露された。 

 

 

 



何より、注目を浴びたのは鉱石をモチーフとしたという獅子頭のデザインだ。3Dプリンティングによって形成され、伝統的でありながら近未来的な雰囲気を感じさせる仕上がりとなっている。

元々は2020年に沖縄で初公演がオンライン上で行われ、その後、渋谷では初めての人前での披露となった。プリミティブに躍動する人間の身体と、最先端テクノロジーを用いた先鋭的なデザイン、伝統と革新、野性と理性とが矛盾なく共存する素晴らしい演目だ。すでに終わってしまっているのが惜しいばかり、是非とも再演が期待される。

実は3Dプリント技術によるこうした伝統の再解釈は様々に行われている。たとえば11月に開催されていた、名古屋の歴史や文化遺産に着目し、堀川沿いで繰り広げられるイベント「ストリーミング・ヘリテージ」では、アーティストの市原えつこが観音崇拝を再解釈した作品《デジタルシャーマン・プロジェクトー現代の観音プロトタイプ》を発表した。これは故人の顔を3Dプリントした仮面をつけたロボット上に故人が死後49日間のみ出現するというプログラムだ。

 

 

 


いずれにせよ、こうした取り組みが活性化していくことは、あらためて伝統的な芸能に人々が関心を集めていく上で、非常に効果的だろう。たとえば3Dプリントなまはげ、3Dプリントねぶたなど、職人技術とテクノロジーの融合が起こりそうな場は色々ある。今後の展開が楽しみだ。

 

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