
家庭で使える小型金属3Dプリンター完全ガイド!2025年のおすすめモデルも紹介
3Dプリンターといえば、プラスチック素材を使うイメージが強いですが、実は 金属を使った3Dプリントも可能です!昔は工業用途が中心で、大型で高価なものがほとんどでしたが、最近では 個人でも導入できる小型金属3Dプリンター が登場し、身近な存在になってきました。
「家庭で金属パーツをプリントできたら、DIYの幅が広がりそう!」「でも導入コストや使い方が難しそう…」という疑問を持つ人もいるはず。この記事では 金属3Dプリンターの基本から、2025年におすすめの小型機種まで しっかり解説していきます!
そもそも金属3Dプリンターってどんな仕組み?
金属3Dプリンターには いくつかの造形方式 があります。それぞれの特徴を簡単にまとめてみました。
① パウダーベッド方式(PBF)
金属粉末を敷き詰めて、 レーザーや電子ビームで溶かしながら 積層していく方式。高精度で強度のある造形が可能ですが、家庭で使うには 粉塵や高温の管理が大変 なので、基本的には 業務用 です。
▶ 例:EOS M 100(工業用) ▶ 詳細:EOS公式サイト
② バインダージェット方式(BJ)
金属粉末に 液体バインダー(接着剤)を吹き付けながら 形を作り、焼結(焼いて固める)する方式。比較的 手軽に使える金属3Dプリンター ですが、後処理の「焼結」が必要。
▶ 例:Desktop Metal Studio System 2(オフィス向け) ▶ 詳細:Desktop Metal
③ FDM方式(金属フィラメント対応)
一般的な家庭用3Dプリンターと同じく、 溶かしたフィラメントを積層していく 方式。金属フィラメントを使うことで、家庭でも 比較的簡単に 金属パーツが作れます!後処理で「脱脂&焼結」が必要ですが、DIY感覚で使えるので 個人向け に人気。
▶ 例:BASF Ultrafuse 316L対応プリンター ▶ 詳細:BASF公式
家庭用におすすめの小型金属3Dプリンター(2025年版)
では、 実際に家庭で使いやすいおすすめの機種 を紹介します!
1. Bambu Lab X1 Carbon + Ultrafuse 316L
価格:約20万円~
造形サイズ:256×256×256mm
方式:FDM(金属フィラメント対応)
Bambu Labの X1 Carbon は、もともと高性能なFDMプリンターですが、 金属フィラメント(Ultrafuse 316L)に対応しています。
後処理の「脱脂&焼結」が必要ですが、家庭でも 金属製のカスタムパーツ を作れるのが魅力!
▶ 公式サイト:Bambu Lab
2. Flashforge Adventurer 5M Pro
価格:約10万円
造形サイズ:220×220×250mm
方式:FDM(金属フィラメント対応)
コスパの良い3Dプリンターで知られるFlashforgeの Adventurer 5M Pro も、金属フィラメント対応!
本体価格もお手頃で、入門用にはぴったり。強化ノズルや高温対応のエクストルーダーで 金属フィラメントの安定した造形 が可能。
▶ 公式サイト:Flashforge
3. Markforged Metal X
価格:約150万円~
造形サイズ:300×220×180mm
方式:バインダージェット方式(後処理が必要)
FDM方式に似た造形方法ですが、 専用の後処理装置(焼結炉) もセットで提供されており、本格的な金属部品の製造が可能!
個人で導入するにはやや高額ですが、 スタートアップや小規模工房 に人気。
▶ 公式サイト:Markforged
家庭用金属3Dプリンターを使う際の注意点
① 後処理が必要
金属フィラメント対応のプリンターでも、そのまま金属パーツとして使えるわけではなく、 脱脂・焼結 の後処理が必要です。
この作業は専用の設備が必要な場合があり、家庭でやるには 外部サービス を利用するのが現実的。
▶ 参考:BASF Ultrafuse焼結サービス
② 安全対策
金属フィラメントを使う場合、高温での造形になるため 火傷や火災リスク があります。
また、金属粉末を扱う場合は防塵対策も必須!
③ 造形コスト
金属フィラメントは 通常のPLAやABSよりも高価 で、1kgあたり 1万円以上 することも珍しくありません。
家庭用金属3Dプリンターはアリ?
金属3Dプリンターは 以前よりもずっと手軽に使えるようになった ものの、まだまだ 導入には工夫が必要 です。
特に 後処理や安全管理 のハードルがあるので、「DIY感覚で楽しむ」というよりは 本格的な金属加工をしたい人向け のツールになります。
ただし、 FDM方式で金属フィラメントを使うモデル なら、家庭でも比較的簡単に金属パーツの試作 が可能!
2025年も新しい機種が続々登場しているので、ぜひ 自分に合った一台 を見つけてみてください!
【お役立ち記事】
2025年に3Dプリンターを買うならこれ!
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