
「クリスタルの中に、表面はツルツルのまま立体的な模様を浮かべたい」「亡くなったペットの写真を、置き型のガラスオブジェにして残したい」――こうした"透明な素材の内部に3Dを描く"加工は、これまで専用の大型設備でしか実現できませんでした。それを卓上クラスで可能にするのが、本特集で紹介するUVレーザーによる内部(サブサーフェス)彫刻です。
ガラスやクリスタルの"中"に、表面を一切傷つけず3Dを彫る技術があります。焦点を素材の内部に集めてミクロな点群で像を描く「コールドプロセス」によるもので、記念品・ギフトを唯一無二の一点物にできます。卓上でこの内部彫刻ができる代表機が xTool F2 Ultra UV です。
この記事では、「内部彫刻とは何か」という仕組みから、彫れる素材・作れるもの・データの作り方・対応機種まで、はじめての方が一通り判断できるように整理します。価格や在庫は変動するため、本文では金額に触れず、最後に商品ページ・お問い合わせへご案内します。
そもそも「内部彫刻」とは? ― 表面を傷つけず"中"に像を描く仕組み
結論から言うと、内部彫刻はレーザーの焦点を素材の内部だけに集め、そこに無数のミクロな点(クラック)を打ち込んで3Dの像を形づくる技術です。表面は通過点なので、触ってもツルツルのまま無傷で残ります。
鍵になるのが「コールドプロセス(冷間加工)」という考え方です。一般的なレーザー彫刻は素材を熱で溶かしたり焦がしたりして加工しますが、UVレーザーによる内部彫刻は、熱で焦がすのではなく、内部だけにエネルギーを集めて微細な変化を起こします。だからガラスやクリスタルの透明感を保ったまま、内側に白く浮かぶ立体像を残せるのです。
💡 ポイント
表面を削る通常の彫刻と違い、内部彫刻は「素材の中に像が浮かぶ」のが最大の魅力です。光を当てると点群がきらめき、角度によって立体が見え隠れする――この見え方こそが、記念品・ギフトを特別にします。
何が彫れる? ― 対応素材の見きわめ方
内部彫刻が得意なのは、レーザーが「通り抜けて内部で焦点を結べる」透明素材です。透明なクリスタル・光学ガラスは◎、色付きでも透明なら○、不透明なものや金属は内部に光が届かないため✕、と覚えてください。
| 素材 | 内部彫刻の適性 | ひとことメモ |
|---|---|---|
| 透明クリスタル・光学ガラス | ◎ 最適 | 点群がくっきり。立体感が最も美しく出る |
| 色付き透明ガラス | ○ 条件つき可 | 色味でコントラストが変わる。テスト推奨 |
| 不透明素材・金属 | ✕ 不向き | 光が内部に届かない。表面加工の領域 |
素材選びの基本は「レーザーが内部まで通り抜けられるか」。迷ったら、まずは無色透明のクリスタルやガラスから始めるのが確実です。金属やプラスチックの表面に名入れ・ロゴを入れたい場合は、別タイプのレーザー加工が向きます。素材別の適性の全体像はレーザー加工機の総合比較ガイドの素材別チャートで整理しています。
記念品・ペットメモリアル・ギフトを作れる ― 内部彫刻の代表的な用途
内部彫刻は「世界に一つだけ」を形にする加工です。記念品・トロフィー、ペットメモリアル、ブライダルや記念日のギフト、写真の3D化、ノベルティまで、想いを込めた一点物づくりに幅広く使えます。
共通するのは「替えのきかない一点物」だということ。量産品では伝わらない想いを、透明な素材の中に閉じ込めて残せるのが内部彫刻の価値です。ギフトショップ・写真館・記念品業者にとっては、新しい商材としての可能性も広がります。
この内部彫刻ができる機種 ― xTool F2 Ultra UV
卓上クラスでガラス・クリスタルの内部彫刻ができる代表機が、xTool F2 Ultra UV です。UVレーザーとコールドプロセスで、表面を傷つけずに内部へ3Dを描けるのが最大の特徴。位置合わせ用の高解像度デュアルカメラとオートフォーカスを備え、はじめての方でも狙った位置に彫りやすくなっています。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| レーザー/波長 | UVレーザー 5W / 355nm |
| 加工方式 | コールドプロセス(冷間加工=熱で焦がさず内部だけ加工) |
| 内部(サブサーフェス)3D彫刻 | 70 × 70mm 級 |
| 表面加工エリア | 220 × 220mm(コンベア使用で 220 × 500mm) |
| カメラ・オートフォーカス | 48MP デュアルカメラ + オートフォーカス |
| 最高加工速度 | 15,000mm/s |
| 向いている人 | ガラス・クリスタルの内部彫刻で記念品・ギフトを作りたい人 |
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3Dデータの作り方・始め方 ― 写真や3Dモデルから内部彫刻用データへ
内部彫刻を始めるには、彫りたい像を「点群データ」に変換するのが第一歩です。写真を3D化する方法と、既存の3Dモデルを使う方法の2ルートがあります。
📦 3Dデータを探すなら、まず「3D Data Japan」
内部彫刻のベースになる3Dモデルやモチーフは、SK本舗が運営する3Dデータ配布サイト 3D Data Japan(3d-data.skhonpo.com) で無料・有料のデータを入手できます。自分で3Dモデルを用意できない方は、ここから探すのがいちばんの近道です。
写真の3D化やデータ調整は、はじめは戸惑うかもしれませんが、慣れれば「写真1枚から記念オブジェ」が手元で完結します。データ作成のご相談もお問い合わせから承っています。
ガラス・クリスタル内部彫刻 よくある質問(FAQ)
クリスタルの記念品はどうやって作りますか?
大きく3ステップです。①彫りたい写真や3Dモデルを内部彫刻用の点群データに変換する、②透明クリスタル・光学ガラスを用意してセットする、③UVレーザーの焦点を内部に合わせて彫刻する――この流れで、表面を傷つけずに「中」へ立体像を浮かべた記念品が作れます。卓上クラスでこれができる代表機が xTool F2 Ultra UV です。データ作成や素材選びのご相談はお問い合わせから承っています。
内部彫刻すると、ガラスの表面に傷はつきますか?
つきません。UVレーザーの焦点を素材の内部だけに合わせる「コールドプロセス(冷間加工)」のため、表面は光が通過するだけで無傷のまま残ります。触ってもツルツルで、内部にだけ立体像が浮かびます。
どんな素材なら内部彫刻できますか?
レーザーが通り抜けて内部で焦点を結べる透明素材が対象です。無色透明のクリスタル・光学ガラスが最適(◎)、色付きでも透明なガラスは条件つきで可能(○)です。不透明な素材や金属は光が内部に届かないため内部彫刻には不向き(✕)で、表面加工の領域になります。
写真からでも作れますか? 3Dモデルが必要ですか?
どちらからでも作れます。顔写真・ペット・風景などの写真を3D化して内部彫刻用の点群データにする方法と、既存の3Dモデル(STL/OBJ)を使う方法があります。自分でモデルを用意できない場合は、3Dデータ配布サイト「3D Data Japan(3d-data.skhonpo.com)」からデータを探せます。
どのくらいの大きさまで内部に彫れますか?
xTool F2 Ultra UV の場合、内部(サブサーフェス)3D彫刻のエリアは70×70mm級です。手のひらサイズのクリスタルブロックやキューブに、立体像を内部に描くのに十分な範囲です。表面への加工は220×220mm(コンベア使用で220×500mm)まで対応します。
表面の名入れと、内部の3D彫刻はどう違いますか?
表面の名入れは素材の「おもて面」に文字やロゴを刻むのに対し、内部彫刻は素材の「中」に立体像を浮かべる加工です。xTool F2 Ultra UV は両方に対応しており、表面に文字、内部に3D像、という組み合わせも可能です。記念品やトロフィーでは、この組み合わせが特に映えます。
記念品やギフト以外の使い道はありますか?
あります。展示会・販促のノベルティ、写真館やギフトショップの新商材、ブランドロゴ入りの企業向け記念品など、ビジネス用途でも活用できます。素材・用途・ロット数をお聞かせいただければ、最適な進め方をご提案します。
ガラス・クリスタル内部彫刻、はじめてみませんか?
「うちの素材で彫れる?」「写真からデータを作れる?」「記念品の商材にしたい」――SK本舗ではUVレーザー・内部彫刻に関するご相談を承っています。素材・用途・ロット数をお聞かせいただければ、過不足のない進め方をお手伝いします。価格・在庫もお気軽にお問い合わせください。
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