スカルプトレジン固有の準備
使用前の加温・攪拌とサポート条件は商品説明に指定があります。機種の設定だけでなく、材料の使用方法とSDSも照合してください。
使い方とSDSを確認3Dプリンターでフィギュアをつくる
顔や衣装の細部は光造形、台座や大きな形はFDMも候補です。完成したい作品を思い浮かべて、方式の使い分け、パーツの分割、仕上げの順に見ていきましょう。
01
本体と台座で、別の方式を選ぶ方法もあります。
最初に決めたいのは、完成品のどこを見てもらいたいかです。小さな顔や衣装のしわが作品の印象を決めるなら、光造形を比較の入口にします。画面の解像度だけで決めず、その部位を完成サイズで出し、サポートを外した後の見え方まで確かめましょう。
一方、台座や地形は、細部より大きさや全体の形を優先できる場合があります。その部分はFDMで作り、本体だけを光造形にする方法もあります。方式を揃えることより、積層の見え方と仕上げの手間、組み立てたときのまとまりから選ぶと判断しやすくなります。
小さな凹凸や表情を大切にする作品は、光造形から。
大きな形はFDMも候補。表面の積層を見て決めます。
02
光造形を選ぶなら、材料と洗浄・硬化・仕上げの道具をセットで。
同じ形を出す場合でも、塗装する原型と、細い部品を組み立てる作品では、材料を見る軸が変わります。原型なら下地で細部が見えるか、削る・磨く作業がしやすいか。長い髪や武器なら、硬化後の特性と、取り外して持てる厚みを組み合わせて検討します。
洗浄方法も、材料と一緒に決めます。スカルプトレジンなどは製品指定の準備とアルコール洗浄・二次硬化を確認し、水洗いタイプでも、指定された洗浄・硬化の準備は必要です。本体を置けるかだけでなく、材料を扱い、洗って仕上げるところまで作業場所に収まるかを見ておきましょう。
下地を塗った細部と、削る・磨く作業との相性を確認。
原型用レジンを見る靭性だけでなく、厚みと取り外しやすさも実寸で試します。
指定の液・容器・保護具・硬化機を準備。水洗いでも後処理は必要。
洗浄方法と材料を比べる使用前の加温・攪拌とサポート条件は商品説明に指定があります。機種の設定だけでなく、材料の使用方法とSDSも照合してください。
使い方とSDSを確認洗浄容器や硬化機を使う場合は、作品の最大パーツが収まるかも確認。必要な設備と処理条件は、使用材料・機器の指定に合わせます。
03
分割する場所を変えると、出力と組立の進め方も変わります。
完成品が大きくても、全体を一度に出す必要があるとは限りません。頭・胴体・台座に分けると、機種と比較するのは分割後の最大パーツになります。サポートや配置の余白も含めて収まるかを確認し、つなぐ面に手が届く位置で分割を考えます。
分割は、組立と塗装にも関わります。顔の近くに目立つ合わせ目をつくらないか、奥まった部分を先に塗れるか、台座に載せて安定するかを見ます。サポート跡だけを減らそうとせず、造形に必要な支持と、完成後に見せたい面を両方確かめてください。
分割後のパーツとサポートが、造形範囲に収まるか確認。
顔や模様への接点と、跡を整える手の届き方を確認。
04
出せたかだけでなく、外せる・組める・塗れるまで。
最初の試し出力は、全身像よりも、失敗すると直しにくい部位から考えます。顔、細い髪、接合部などを実寸で作り、サポートを外せるか、仮組みできるかを確認します。形が出た段階で判断せず、実際に行う仕上げまで進めると、全体を作る前に直す場所が見えてきます。
光造形の洗浄・乾燥・二次硬化と、サポートを外すタイミングは材料の指定に従います。塗装する作品は下地を塗って凹凸を確認し、材料と塗料の相性も目立たない場所で試しましょう。採用したデータの版、材料、向きと修正点を残すと、次のパーツも同じ基準で比較できます。
光造形は、指定の洗浄・硬化後に仮組みして隙間を確認。
顔などを実寸で試し、表面を整えてから全体へ進みます。
縮小すると、髪や突起などの厚みも変わります。元の縮尺・パーツ構成・利用条件を確認し、予定の大きさで出力できる形か見直します。
3D Data Japanで探す数字だけでは決まりません。画面サイズに対する画素の細かさ、材料、向き、後処理でも変わります。顔や髪など、見せたい部位を実寸で試して判断します。
分割するなら完成品全体が一度に収まる必要はありません。最大パーツとサポートが収まるか、接合面を整えられるか、組立後に安定するかを確認します。
必要です。水洗いは洗浄方法の区分です。指定の容器・保護具・硬化環境を用意し、洗浄液は材料の取扱説明に沿って処理してください。
顔、細い髪、接合部など、あとから直しにくい部分を完成サイズで試します。取り外し・仮組み・下地まで確かめると、全身像を作る前に修正点が見えてきます。
確認日:2026年9月6日