最終更新:2026年6月3日 | Bambu Lab 日本正規代理店 SK本舗が公式仕様・実機情報をもとに作成しています。
2026年6月発売の大型エントリー機 A2L と、密閉ボディの実力派 P2S。同じ Bambu Lab でも「向いている人」がはっきり分かれます。本記事は、公式仕様と SK本舗の実機・在庫情報をもとに、「結局どっちを買えばいいのか」を最短で判断できるように両機を一対一で比較します。
⚡ 30秒でわかる結論
PLA / PETG 中心で「大きく・静かに・手頃に」作りたいなら A2L(¥64,800〜)。
ABS / ASA など高温・実用素材を「密閉ボディで反らせず・速く」作りたいなら P2S(¥148,000)。
迷う最大の分かれ目は「密閉が要るか=ABS/ASAを使うか」。使うなら P2S、使わないなら A2L が素直です。
A2L と P2S のスペック比較表
公式仕様および SK本舗の商品情報(2026年6月3日時点)にもとづく一次比較です。
| 項目 | A2L | P2S |
|---|---|---|
| 造形サイズ | 330 × 320 × 325 mm(大) | 256 × 256 × 256 mm |
| 筐体 | 非密閉(開放型 Bed Slinger) | 密閉エンクロージャー(CoreXY) |
| 最高ベッド温度 | 80℃ | 110℃ |
| チャンバー | なし(開放) | 密閉・受動 約50℃+カーボンフィルター |
| 対応素材 | PLA / PETG / TPU / PVA (CF系は硬化スチールノズル交換で対応) ABS / ASA / PA / PC は非推奨 |
PLA / PETG / ABS / ASA / TPU / PC / PA / CF系まで対応 |
| 最高ノズル温度 | 300℃ | 300℃ |
| 最大速度 / 加速度 | 500 mm/s / 10 m/s² | 600 mm/s / 20,000 mm/s² |
| 静音性 | Silent Mode 49dB 未満(標準 約52dB) | 公式の明示dB値は未公表(密閉ボディで体感は静か) |
| AMS(多色) | 全AMSシリーズ対応・Comboは AMS lite 同梱/計19色(標準AMS 4台+AMS lite 連結時) | AMS 2 Pro 同梱(乾燥機能つき)/最大20色(AMS 8台時・公式)※ |
| SK本舗 価格(税込) | 本体 ¥64,800 / Combo ¥84,800 | Combo ¥148,000 |
| 発売 | 2026年6月(予約受付中) | 販売中 |
※ P2S の最大色数は公式仕様で「最大20色(AMS 2 Pro 4台+AMS HT 4台=8台20スロット時)」。SK本舗の商品ページでは控えめに「最大16色」(AMS 2 Pro 4台想定)と記載しています。AMS の台数・構成で変わります。
核心の違いは「密閉か、開放か」=使える素材が変わる
2機種の最大の違いは 筐体の密閉性 です。これが「使える素材」と「価格差」をそのまま決めています。
A2L=非密閉。だから大きく・静かに・安いが、高温素材は苦手
A2L は開放型の Bed Slinger(ベッドが前後に動くタイプ)で、ベッド最高温度は 80℃。チャンバー加熱はありません。この構造ゆえに 330×320×325mm の大造形 と Silent Mode 49dB 未満の静音、そして ¥64,800〜 の手頃さを実現しています。一方で ABS/ASA/PA/PC のような高温・反りやすい素材は、80℃ベッドと開放構造では安定せず非推奨です。主戦場は PLA / PETG / TPU。
P2S=密閉。だから ABS/ASA など実用素材に強く、速い
P2S は密閉エンクロージャーの CoreXY 機。ベッド 110℃、受動式の約50℃チャンバー、カーボンフィルターを備え、ABS / ASA / PC / PA などの高温・エンジニアリング素材まで対応します。反りや有害ガスに配慮しながら、600mm/s・加速度 20,000mm/s² の高速造形が可能。造形サイズは 256mm 角と A2L より小さいですが、「素材の幅・精度・速度」を取るならこちらです。
A2L を選ぶべき人
- 扱う素材が PLA / PETG 中心(フィギュア・模型・小物・大型ディスプレイ・コスプレ造形・ホビー創作)
- 大きいものを一体で作りたい(330×320×325mm はこのクラスでは大きい)
- 書斎・リビング・教室など 静かさ重視(Silent 49dB 未満)
- 予算を抑えたい(本体 ¥64,800 / Combo ¥84,800)
- A1 ユーザーで「もっと大きく」したい(A1 の正統後継・大型版)
- 多色もやりたい(AMS lite 同梱・全AMS対応で計19色)
P2S を選ぶべき人
- ABS / ASA / PC / PA などで実用パーツ・機構部品・治具を作りたい(密閉+110℃ベッド+カーボンフィルター)
- 高速・高精度を求める(600mm/s・加速度20,000mm/s² の CoreXY)
- 小ロット生産・量産試作・業務用途
- 多色 × 実用素材を両立したい(AMS 2 Pro 同梱・乾燥機能つき)
価格と構成(2026年6月3日・SK本舗)
| 構成 | 内容 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| A2L 本体 | 本体のみ(AMS 別売) | ¥64,800 |
| A2L Combo | 本体+AMS lite 同梱(多色対応) | ¥84,800 |
| P2S Combo | 本体+AMS 2 Pro 同梱(乾燥機能つき多色) | ¥148,000 |
A2L 本体は予約受付中です。最新の在庫・納期は各商品ページでご確認ください。SK本舗は日本正規代理店として、日本語マニュアル・国内修理拠点・センドバック保証・法人/教育機関向けの見積発行に対応しています。
よくある質問
A2L と P2S、結局どちらが買いですか?
使う素材で決めるのが最短です。PLA/PETG 中心で大きく静かに作りたいなら A2L、ABS/ASA など高温素材を使うなら密閉ボディの P2S。価格は A2L が約6.3〜8.3万円安く、その差は「密閉・高温対応・高速性」の差です。
A2L で ABS は印刷できますか?
非推奨です。A2L は非密閉・ベッド80℃のため、ABS/ASA/PA/PC のような高温・反りやすい素材は安定しません。これらを使うなら P2S(密閉・110℃ベッド)や H2S/H2D 系を選んでください。
静かさはどちらが上ですか?
A2L は公式に「Silent Mode 49dB 未満(標準モード約52dB)」を明示しています。P2S は公式の明示dB値が公表されていませんが、密閉ボディのため体感の静音性は高い傾向です。数値で比較できるのは A2L 側です。
多色印刷の色数はどちらが多いですか?
A2L は全AMSシリーズ対応で計19色(標準AMS 4台+AMS lite 連結時)、P2S は公式で最大20色(AMS 2 Pro 4台+AMS HT 4台時)。どちらも AMS の台数・構成で変わります。Combo は A2L が AMS lite、P2S が AMS 2 Pro(乾燥機能つき)を同梱します。
大きいものを作りたいのですが?
このクラスでは A2L の 330×320×325mm が大きく有利です。P2S は 256mm 角です。さらに大きい・高温も両立したい場合は H2S / H2D 系もご検討ください。
