SK本舗ユーザーのリレーコラムFDM編#02「3Dプリンタってどれくらい電気代が掛かるの!?」|しぶちょー
どーも、しぶちょーです。
みなさん、3Dプリンタ、活用していますか!?
3Dプリンタなんてあればあるだけ幸せになれますからね、たくさん買いましょう。さて、本記事ではこれから3Dプリンタを買いたいと思っている人が不安に思う素朴な疑問を解消していきたいと思います。ズバリ、「3Dプリンタの電気代」です。
『3Dプリンタ欲しいけど、なんだかたくさん使ったら電気代がかかりそう・・・』
『本体を買うより、使う方がお金かかるんじゃないの!?』
なんて不安の声をよく聞きます。正直、私も3Dプリンタ使用時に掛かる電気代なんて気にしたことなかったので、実は我が家の家計を圧迫しているのは3Dプリンタの電気代かも?と不安になってきた次第。そこで、今回は実際に3Dプリンタを動かしてみて、掛かる電気代を測定してみました。
測定対象
今回測定するのは、みんな大好きBambu Lab A1 miniです。言わずと知れた、家庭用3Dプリンタの名機ですね。

そして印刷するのはこちら、これまたみんな大好き3D Benchy。3Dプリンタ好きならば親の顔より見た船です。

今回はこの3D Benchyの大きさを段々と大きくしていき、印刷時間が30分、2時間、4時間、8時間のモデルを印刷するのにどれくらいの電力を消費するのかを測定していきます。
測定機器
電力測定に使う機器はこちら、サンワサプライのワットモニター。

こいつはコンセントと測定したい機器の間に噛ませるだけで、消費電力を測ってくれる優れものです。使いやすくてとても使いやすく重宝してます。ちょっとお値段は張るけど、測定周期が1秒ごとなこともあり、それなりに測定できます。絶対値がどれほど信頼できるかはさておき、目安程度で使うならば参考になると思います。(本製品は熱機器への使用は推奨されておらず、今回は安全に配慮して実験しました)

結果
印刷したモデルたちがこちら、たくさん船ができました。

それにしても、3D Benchyってサイズを大きくしてもサポート材なしで印刷できるんですね。大きくしていくと、印刷失敗するかと思いきや、綺麗にできたのでまずそこに驚き。モデルがいいのか、3Dプリンタがいいのか・・・。
さてさて、本記事のメインディッシュ、電気代はこちら!!

仮にこのBambuLab A1 miniが24時間フル稼働していたとしても、36円程度。それが一ヶ月続いたとして、1116円。そんなにフル稼働することはまずないですが、極端に考えてもこの程度・・・これなら安心です。結論としては、個人ユースであれば電気代なんて”全然気にしなくていい”といえるでしょう。湯水のように使いましょう!!(※ただし、フィラメント代は考慮しないものとする)
一方で、3Dプリンタを複数持っている”多頭飼い勢”はちょっと注意が必要です。例えば我が家には3Dプリンタが大小合わせて7台あります。そのうちFFF方式で元気に稼働するものは4台、Maker Faireなどの展示会前の繁忙期は、基本的にフル稼働状態です。そうなってくると話は別で1週間、ほぼフル稼働で4台の3Dプリンタを動かした場合、今回の結果に基づいて計算するならば1週間でかかる3Dプリンタの電気代は1000円程度。これはボディブローのようにじわじわ効いてくる金額です。調子に乗って複数台動かし続けると、ちょっとずつ家計に響いてきそうです。
更にチャンバー付きのモデルであれば、尚更電気代は嵩むと思うのでその点は要注意。今回はあくまでも3Dプリンタ初心者向けのモデルの消費電力に着目して測定してみました。
まとめ
本記事のまとめです
・Bambu A1 miniだと、24時間フル稼働でも電気代は36円くらい
・電気代を気にせず24時間、創造に打ち込もう(フィラメント代は除く)
・複数台の同時稼働はボディーブローのように効いてくるかも?
まあ、3Dプリンタを使った月から電気代が倍になった!!みたいなことはないというのが分かっただけでも、安心感がありますね。是非とも、3Dプリンタ購入検討の際の参考にしてください!!
以上、しぶちょーでした、ではでは。
《SK本舗ユーザーのリレーコラムFDM編》
#01「BambuLab 自動化のススメ」|Psych0h3ad
