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島根県立松江工業高等学校

 島根県立松江工業高等学校・定時制課程は明治40年(1907年)に創立された、伝統ある全国有数の大規模工業高校です。同校定時制課程は、昭和14年(1939年)に併設された、工業科(建築、機械、電気)による夜間定時制です。次世代を担う社会に有為な形成者として、人権を尊重し人類の平和と発展に寄与できる優れた資質(すぐれた知性、高い品位、健全な心身)を養うとして、地域産業を担う工業のスペシャリストの育成を目指しています。

導入先概要

 この度3Dプリンターを導入頂いたのは島根県立松江工業高等学校 定時制・機械科でした。機械科ではものづくりの現場で活躍できる幅広い人間形成を目指し、金属加工を中心とした加工の知識や工作方法について学びます。また、日本の産業の中心である製造業に必要な機械の設計、製図、加工、整備やエネルギーを有効活用するための原動機などを学習します。更に機械科の特徴として、生徒自らが1年間かけてテーマを決めて製作し課題解決を行う課題研究があります。その課題研究の解決策の1つとして先生から生徒の皆様へ3Dプリンターをご紹介頂き、比較検証をして頂きました。

<導入予定内容>

利用目的利用内容
授業3学年(機械実習)、4学年(課題研究)

<導入予定内容>

利用実績利用内容
 授業
4学年(課題研究)

島根県立松江工業高等学校校舎

授業風景

課題研究の様子①

課題研究の様子②

<出力作品>

課題研究の完成形
※赤矢印が実際に3Dプリンターで出力した部品

出力物拡大写真

出力物を製作物に合うように最終調整で加工している様子

実際に利用してみてのご感想

◆今回の3Dプリンターの使用感についてお聞かせください。(選択式/複数回答可)
思っていたよりも簡単にできた、今後も意欲的に使用したい、児童生徒学生たちが興味をひかれていた

◆3Dプリンターは予想通りに出力できましたか。(選択式)
イメージよりよかった

 ◆使用感についてのご意見・感想・要望を教えてください。
<教員の皆様の視点から>
スライサソフトで傾斜やサポート使用方法など、多く出力してみないとわからない事も多いですが、工業用プラスティックという新しい材料として活用して行けたらと考えています。
<児童生徒学生の皆様の視点から>
課題研究でSLAに触れられなかった4学年の生徒達も、自分たちも何か出力してみたかったと言っていました。

 ◆使用するにあたって工夫した点を教えてください。
現在やっとUV ランプを入手出来たので、出力したパーツに紫外線を当てる時間の最適化を実験して行くつもりです。水洗いではないIPA用レジンも購入して試しています。手間を考えると水洗いレジンが理想的なのが良くわかりました。

◆3Dプリンター導入により何か知見に変化はございましたか。興味は広がりましたか。授業に取り入れたい/学びたいですか。
<教員の皆様の視点から>
昨年、生徒には3学年時に3DCADに触れさせていたので、最終学年である4年生の課題研究で活用してくれたときは良かったと思いました。ただし、SLAの入手時期が遅かったので今年度の生徒は作品には組み込めず、生徒にこんな材料もあるという提示だけで終わってしまいました。
<児童生徒学生の皆様の視点から>
こんな材料があるのが早くわかっていたら、課題研究のパーツとして活用してみたかったです。

◆難しかった・満足できなかった場合に精度や使用方法などどの点でギャップがあったか、出力失敗の理由等をご教示ください。
<運用コストについて>
精度も強度もFDMより良いものが出来る事がわかりました。一番の問題はレジンコストでしょうか。定時制は生徒数が少ないので、比較的自由に出力できますが、大人数だと難しいと想像します。出力物の誤差比較をしてから、Rapit prototypingをFDMで行って最終パーツ出力をSLAでという使い方にしようと思っています。

◆今後も3Dプリンターを使おうと思いますか。(寄贈品以外でも3Dプリンターカテゴリであれば可)
生徒が色々な活用法を思いついたり、そのきっかけを与えるために使用していきたいと考えています。また、自分の経験値を上げるためにも継続して使用したいです。

◆3Dプリンターを導入して活用できそうな教育分野(科目)についてお伺いします。どの授業や分野で使用できそうでしょうか。
学校柄「工業」一択なのですが、生徒次第で美術やクラブ活動に活用して行けたらと考えます。

◆3Dプリンターを授業や学校で導入するのに課題になる点はどういった部分でしょうか。(選択式/複数回答可)
設備(CAD使用可能PCなど)、教職員側の知識、実用面(社会に出て活用できるか)
<コメント>
現状では教員側の興味、生徒へ紹介の仕方が課題だと思います。4学年の課題研究発表会(毎年1月中旬実施)で部品としての活用例を紹介し、一般教員や生徒にも知って頂けるような機会を今後も活用していきたいと考えています。裾野を広げなければ、周辺機器の充実は不可能に思えます。消耗品の高さは費用対効果で打ち消せると考えます。

◆その他ご感想  
 どんな事に活用できるか不明な機器にお金を出すことは難しい時代だと思います。しかし触れないと理解も出来ないし、新しい発想での活用も出来ないと思うので、出来るだけ多くの人に目から鱗が落ちるような体験をさせてあげてください。
 また、道具そのものより、どうやって活用しているかの情報やアイデアの方が価値があると思います。生徒は時折り教員が思いつけないようなアイデアを出す事があって驚きますが、同様な他所のアイデアも知りたいです。さらに新しい使用法やアイデアが出てくることもあるでしょう。そんな場をWeb上で提供していただけると嬉しいです。

SK本舗より

 今年度の課題研究発表会には間に合わなかったとのことではありますが、生徒の皆様が3DCADで考えたデザインを「実際に3Dプリンターという形で出力できる方法がある」と知って頂けたのはこの事業を始めて一番嬉しいお声でした。もちろん3Dプリンターだけではありませんが、少しでもものづくりをするにあたって新しい発想の手助けになれば幸いです。
 また、ご感想で頂いた通り、道具そのものの価値よりも、活用方法や出力アイデアは何物にも代えがたい素晴らしい価値があります。学生の皆様の柔軟な発想を今後も紹介できるよう、事業に取り組んでまいります。この度はご応募頂き有難うございました。

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