都立小石川中等教育学校


小石川中等教育学校の教育理念は、「立志」、「開拓」、「創作」です。
この教育理念は、大正7年に府立五中として創設された当初から掲げられ、小石川高校を経て、100年以上に渡って継承されてきました。
この教育理念の下に、「自ら志を立て、自分が進む道を自ら切り拓き、新しい文化を創り出す」ことのできる人材の育成を目指しています。(学校公式HPより)
本校は文部科学省からSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受けており、国際社会でリーダーとして活躍できる科学的人材の育成を目指した教育活動を行っています。また、海外の学校との交流や留学等を通じて、将来国際社会で活躍する人材を育成する教育活動を行っています
導入先概要
今回は物理研究会にて導入いただきました。 本団体にはロボット班、ロケット班、鉄道班、写真班、物理班、等の班があり部員それぞれが自分のやりたいことをしています。 モットーは「好きなことを好きなだけ」です。
<導入予定内容>
利用目的 | |
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利用目的:ロボット、ロケット、鉄道模型の部品製作 | |
<実績内容>
利用実績 | |
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利用内容:ロボット、ロケット、鉄道模型の部品製作 | |
<校舎写真>

<3Dプリンターの置いてある教室の風景>

<出力作品>
ロボットの足回りに使用する部品/ロボットのタイヤのシリコンの成型のための型

実際に利用してみてのご感想
【実際に利用してみてのご感想】
◆今回の3Dプリンターの使用感についてお聞かせください。(選択式/複数回答可)
・想定より難しかった
・満足
・今後も意欲的に使用したい
・授業導入までまだ時間がかかると感じた
・学生たちが興味をひかれていた
◆3Dプリンターは予想通りに出力できましたか(選択式)
・イメージよりよかった
◆使用感についてのご意見・感想・要望
<教員の皆様の視点から>
生徒は準備、後片付けに苦労していたが、積層型プリンタと比較にならないほどの精度で、今後の部活動での部品作成に活かせると考えた。
<学生の皆様のお声>
積層型プリンタに比べて表面がきれいで精度の良い造形物ができた。
後片付けが大変だった。
◆使用するにあたって工夫した点を教えてください。
レジンを入れる量を印刷するものによって調節した。
◆3Dプリンター導入により何か知見に変化はございましたか。興味は広がりましたか。授業に取り入れたい/授業で学びたいですか。
<教員の皆様の視点から>
・主に物理研究会ロボット班のロボット開発に使用する予定ですが、生徒とも話しましたが、精度がある分、前後の時間を要するので、積層型との使い分けが重要であると考えました。
<学生の皆様のお声>
積層型と光造形の特性の違いを理解し、適切に使い分けられる力をつけたいと思った。
◆難しかった・満足できなかった場合に精度や使用方法などどの点でギャップがあったか、出力失敗の理由等をご教示ください。
印刷はきれいにできたが、後片付けが大変だった。
◆今回寄贈された3Dプリンターをどのように活用したか詳しく教えてください。
ロボット開発において精度が求められるものや表面をきれいに出す必要のあるものに活用させていただきました。
以前から使用していたFDM方式のプリンタと比べて明らかに高精度の造形物を出力することができ、FDMプリンタとの使い分けをすることで性能のよいロボットを製作できるので、今後のロボット開発に活かしたいと思いました。
◆今後も3Dプリンターを使おうと思いますか(寄贈品以外でも3Dプリンターカテゴリであれば可)
・YESの場合
引き続きロボカップジュニアのためのロボットの部品の製作に大いに活用させていただきます。特に、強度が求められるパーツやフレームなどといった大きく見た目にかかわっている部分に積極的に活用させていただきたいと思います。
また、ロボット部品製造以外にも有効活用していきたいと思っています。例えば鉄道模型コンテストのための模型制作やモデルロケットのノーズコーン(先端部分)などに用いてみたいと思います。
◆3Dプリンターを導入して活用できそうな教育分野(科目)についてお伺いします。どの事業や分野で使用できそうでしょうか。
技術分野(自由な形状の部品の造形)、数学の立体分野など、研究活動(小石川には小石川フィロソフィーという研究科目がある。実験装置の製作などに有効活用できるのではないか)
◆3Dプリンターを授業や学校で導入するのに課題になる点はどういった部分でしょうか (選択式/複数回答可)
・予算
・授業時間内での出力が難しい(造形スピード)
・公平性(台数の少なさ)
・その他
光造形プリンタは後片付けが大変なため授業で導入すると生徒や教員の負担が大きくなってしまうように思った。
レジンのための予算を確保するのが難しい。
SK本舗より
このたびは学生支援事業へご応募いただきまして、誠にありがとうございます。
全体的に学生様たちが試行錯誤しながら積極的に取り組む様子が見受けられ、当社としても機器を適切に使いこなす技術身につけようと取り組む姿勢はとても重要であると考えていますので、そういった取り組みはとても喜ばしく思います。
また、初めて使う3Dプリンタでつまづくことも多いかと思いますが、たとえ思うようにいかないことがあってもあまりネガティブに捉えず、失敗を糧にどんどんトライしてみてください。
コンテストの結果もぜひお知らせいただけると嬉しいです。
今後の活動もスタッフ一同応援しています!