今治東中等教育学校
今治東中等教育学校は、東予唯一の中等教育学校として昨年創立40周年を迎えました。
地域や専門機関との連携や協働を通して、自ら考えて行動できる力を培うとともに、グローバルな視野を持ち、持続可能な社会づくりに貢献できる生徒を教育することをスクール・ミッションに掲げています。
前期課程(中等部)、後期課程(高等部)では、基礎学力の定着を図り伸ばすため、きめ細かい習熟度別講座で学習します。あわせて「総合的な学習(探究)の時間」などでの専門的で継続的なプログラムや、多面的な体験を通して、卒業後のビジョンを描きます。
導入先概要
中学3年生、高校1年生による学年を超えた合同選択授業における3Dプリンター講座にて導入いただきました。 学生ならではの柔軟な発想を活かし、様々な作品づくりに挑戦していただきました。
<導入予定内容>
利用目的 | 利用内容 |
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3・4年合同総合3Dプリンター講座 | スマホアプリを利用した3Dスキャンや一人一台端末を利用した3Dモデリングの作成。
完成した生徒作品の3Dデータを3Dプリンターを使い出力。
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<導入予定内容>
利用実績 | 利用内容 |
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3・4年合同総合3Dプリンター講座 | スマホアプリを利用した3Dスキャンや一人一台端末を利用した3Dモデリングの作成。 完成した生徒作品の3Dデータを3Dプリンターを使い出力。 |
<校舎写真>
<3Dプリンタ-の置いてある教室の風景>
<出力作品>
(出力品タイトル:身近な人や物を3Dスキャンしたもの)
実際に利用してみてのご感想
【実際に利用してみてのご感想】
◆今回の3Dプリンターの使用感についてお聞かせください。(選択式/複数回答可)
・満足
・今後も意欲的に使用したい
◆3Dプリンターは予想通りに出力できましたか(選択式)
・想定通りだった
◆使用感についてのご意見・感想・要望
<教員の皆様の視点から>
3Dプリンターの使用自体は教員の仕事になり、生徒に任せるのは難しいと感じた。
<学生の皆様のお声>
細かなところまでしっかり再現されていてすごいと思う。家にもほしいと思う。
◆使用するにあたって工夫した点を教えてください。
初期設定では出力失敗が多かったが露光時間を増やすことで解決できた。
出力物や気温などによって設定の微調整をしたり出力に失敗したりトライ&エラーを繰り返すのは陶芸に近いと感じた。
◆3Dプリンター導入により何か知見に変化はございましたか。興味は広がりましたか。授業に取り入れたい/授業で学びたいですか。
<教員の皆様の視点から>
3Dプリンター自体は出力方法でしかなく、授業にするためには3Dデータを作ることに注力するべきだと感じた。
<学生の皆様のお声>
3Dプリンターの導入で授業が楽しくなりました。
いろんなものを作ってみたいと思った。
◆難しかった・満足できなかった場合に精度や使用方法などどの点でギャップがあったか、出力失敗の理由等をご教示ください。
データの設定の観点からいうと1点物を作るよりも1度作ったデータを大量生産するほうが良いと思うが、出力時間などの関係で大量生産は現実的ではない。そして生徒が多いとその分、それぞれのデータの切り替えや調整に手間がかかった。
◆今後も3Dプリンターを使おうと思いますか(寄贈品以外でも3Dプリンターカテゴリであれば可)
・YESの場合
少人数講座や部活動などで活用しようと思う。大量生産できる点を生かし、文化祭などで出力物の販売も考えている。
◆3Dプリンターを導入して活用できそうな教育分野(科目)についてお伺いします。どの事業や分野で使用できそうでしょうか。
判子作り、理科の模型、数学の図形、サッカー部の戦術ボードのコマ、名札、スマホカバーなどの日用品づくり(生徒アンケートでの回答)
◆3Dプリンターを授業や学校で導入するのに課題になる点はどういった部分でしょうか (選択式/複数回答可)
・予算
・授業時間内での出力が難しい(造形スピード)
・設備(CAD使用可能PCなど)
・教職員側の知識
SK本舗より
この度は学生支援事業へのご応募いただき誠に有難うございました。
もともと先生ご自身が3Dプリンターを既に所有されており、スキャナー等も駆使しながら様々な作品を制作していただけました。
今回はご自身のご経験から本企画を知っていただけましたが、3Dプリンターに興味を持ち始めたばかりという方々へも広く認知していただけるよう、弊社としましても今後の広報活動をより一層励む所存です。
ぜひ今後も素敵な3Dプリンターライフの一助になれましたら幸いです!