文化服装学院
(ジュエリーデザイン科)
文化服装学院は学校教育方針に基づき、服飾に関する専門知識・技術を教授研究し、服飾教育界、ファッション産業界に貢献するとともに、高度な技術と教養を備えた創造性豊かで、グローバルに活躍できる人材を育成することを教育の理念としている。「ファッション工芸専門課程」では、ファッショングッズのスペシャリストを育成する。
導入先概要
ジュエリーのデザイン、制作実技、CADによる設計、商品企画などのスキルを習得し、ファッションとジュエリーをトータルに考えられる知識と感性を身につける。
<導入予定内容>
利用目的 | Table header 1 |
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利用目的:ジュエリー、アクセサリー制作 他 | |
<実績内容>
利用実績 | Table header 1 |
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利用目的:ジュエリー、アクセサリー制作 他 | |
<校舎写真>
<3Dプリンターの置いてある教室の風景>
通常は、壁際に設置しているが、現在教室内一部工事中のため 教室中央に設置している(工事終了後移動する)
<出力作品>
指輪
実際に利用してみてのご感想
【実際に利用してみてのご感想】
◆今回の3Dプリンターの使用感についてお聞かせください。(選択式/複数回答可)
・思っていたよりも簡単にできた
・満足
・今後も意欲的に使用したい
◆3Dプリンターは予想通りに出力できましたか(選択式)
・想定通りだった
・比較的満足
◆使用感についてのご意見・感想・要望
<教員の皆様の視点から>
・説明書がわかりやすく、テスト出力までスムーズに行うことができた。
・教室のスペースが限られているため、レジンの臭いを気にしていたが、空気清浄機付きの造形機だったため、あまり気にならず快適に使用することができた。
・初期設定さえ終われば、USBでデータを読み込みすぐに出力が行えるため、想像していたよりも使いやすいと感じた。
<学生の皆様のお声>
・3D出力に興味がかなりある。
・学生も使用させたいが、現在のカリキュラム(ジュエリーCAD)の課題の進度により、出力まで進んでいないため、(CADのコマンドを理解している段階)授業としては、いまだ一人のみの使用である。
・9月ごろには、第一弾とし出力を予定している。(全員)
◆使用するにあたって工夫した点を教えてください。
・金工実習室に設置しているが、他の作業の際の振動や粉塵の影響のない場所に設置を行った。
・精密機器のため、学生が使用する場合はルールを決めて運用していきたい。
◆3Dプリンター導入により何か知見に変化はございましたか。興味は広がりましたか。授業に取り入れたい/授業で学びたいですか。
<教員の皆様の視点から>
・今までに制作したデータを使用して出力を行なってみたが、データの不備が見つかり、出力がうまくいかないことがあった。
光造形機を導入し、自ら出力を行うことで、データ上では気付けなかった不備に気付くことができた。
また、今回を機にスライサーソフトを初めて操作した。
今まではCADデータの作成のみ授業で行なっていたが、これからはスライサーソフトへのデータ移行までを行っていくべきだと気づいた。
<学生の皆様のお声>
・準備に少々手間がかかったが、それ以外は簡単に出来た。
・自分の作ったデータが立体になって出来上がったときは感動した。
・パソコンで見た時との実際のサイズの感覚をつかむのに練習が必要と思った。
・トライ&エラーの試行錯誤が成長に繋がると感じ、いろいろ試していきたい。
◆難しかった・満足できなかった場合に精度や使用方法などどの点でギャップがあったか、出力失敗の理由等をご教示ください。
・サポートの付け方や出力時間の調整が難しいと感じた。回数を重ねて、うまく使用できるようにしたい。
◆今回寄贈された3Dプリンターをどのように活用したか詳しく教えてください。
・CADソフトの授業はすでに行なっているが、出力は外注をしているため、データ制作から出力まで一貫して授業の中で取り組むことが目的。
・ジュエリー業界ではすでにCADの技術が使われた商品の製造が行われているため、
学生たちが就職した際に即戦力となるよう、授業で取り入れていきたい。
また、学生が独立した時にすぐに3DCAD技術の導入ができるように、学生の時から出力機を扱えるようにするのを目指す。
・ジュエリーデザイン科、ジュエリーCAD授業への導入。
・今年度は技術習得のため、まずは教員が研究を行う。
◆今後も3Dプリンターを使おうと思いますか(寄贈品以外でも3Dプリンターカテゴリであれば可)
・YESの場合
ジュエリー業界には欠かせない物なので、積極的に教員研究を行い、授業に取り入れていきたい。
◆3Dプリンターを導入して活用できそうな教育分野(科目)についてお伺いします。どの事業や分野で使用できそうでしょうか。
・YESの場合
・ジュエリーCAD
・ジュエリー制作実技
・ジュエリーデザイン
・ジュエリー商品企画演習
・産学コラボレーションでのプレゼンテーション時(説得力のあるプレゼンテーションの実現のため)
◆3Dプリンターを授業や学校で導入するのに課題になる点はどういった部分でしょうか (選択式/複数回答可)
・予算
・設備(CAD使用可能なPCなど)
・教職員側の知識
・公平性(台数の少なさ)
SK本舗より
この度は学生支援事業へご応募いただき、誠にありがとうございます。
授業での導入においては教職員様側のご知見や継続費用面において、まだまだ障壁は高く、弊社の課題でもあります。
また今回はジュエリーデザイン科様よりご応募をいただきました。弊社のお客様の中でもジュエリーの制作用途にて3Dプリンターを導入頂いている方は珍しくなく、学生のうちに新たな技術に触れることで、未来を担う学生たちの世界が広がる一助となれていたら幸いです。
今後の活動も一同心より応援しております!