たった20秒でテキストを3Dモデルに変換する画期的ツール「Instant3D」が誕生?
速度、多様性、精度、どれをとっても革新的
先日、以下の記事でテキストから人物の3Dアニメーションモデルを生成するアプリ〈Masterpiece X -Generate〉を紹介した。
テキストから人物の3Dアニメーションモデルを生成するアプリ〈Masterpiece X〉がリリース
https://skhonpo.com/blogs/blog/3dmasterpiece
思いついた言葉一つから、3Dモデルを生成し、さらにアニメーション化することができる。そんな夢のような技術は実際に現実のものとなってきているのだ。
おそらくここから数年はテキストから3Dデータを生成する様々なアプリやソフトが続々と登場するに違いない、と思っていた矢先、早速とばかりに新しいツールが発表された。
その名は「Instant3D」。シンプルなテキストから高品質な3Dデータを生成する最新ツールである。
何より「Instant3D」の凄みはテキストから3Dデータへの変換速度にある。発表された論文によれば、その速度は実に約20秒。これまでの同様のサービスが1~10時間必要としていたことと比較しても圧倒的というべき速度だ。
もちろん、いかに速度が高くとも、肝心の3Dデータがテキストの要求に応えるものになっていなければ仕方ない。実はこの点においても「Instant3D」はこれまでの同様のサービスと比較して抜群のクオリティを示している。
リンク先の比較表をご覧いただければ一目瞭然なように、そのデザインの多様性、テキストの理解度の高さ、また精度の高さなど、いずれの観点に立ってみても、これまでの同様のツールから一頭地を抜いたものとなっているのだ。
https://instant-3d.github.io/
もちろん、2D画像の3Dデータ変換も可能。こちらに関しても、精度、質ともに非常に高い結果を示しているようだ。
ただ、現状ではまだオープンレビューに論文が発表された段階であり、サービスの実装には至っていない。とはいえ、これが非常に「胸熱」なニュースであることは間違いないだろう。