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実物大のLEGOを3Dプリントで!大人が本気で作った「乗れるバギー」

子どもの頃に遊んだLEGO®のクルマを、大人になった今、自分で“本物サイズ”にして乗ってみたら?――そんな大人の子供心を具現したのが、イギリスのエンジニア、マット・デントンさん。

彼は1981年発売のLEGOテクニック「8845 デューン・バギー」を10.4倍に拡大し、人が乗って実際に走れるバギーを3Dプリントで作り上げました。

ものつくりの初心にたちかえり、なおかつそれをスケールアップさせて実現させようという、壮大かつ個人的なプロジェクトを紹介します。

 

元ネタは1981年の名作キット

今回のベースになったのは、LEGOの中でも人気の「テクニックシリーズ」の名作セット。オリジナルのバギーは174ピースで、2人乗り風の構造や独立サスペンションなど、本格的な設計が魅力でした。デントンさんはこれを一人乗りに改造し、中心にハンドルを配置することで、実用的な設計に再構成しました。


3Dプリントで“巨大レゴパーツ”を出力

10倍超のサイズにするとなると、各パーツもかなり巨大に。デントンさんは主にPLA素材を使い、1mmノズル・10%の中空構造で造形。合計で約174個の超特大レゴパーツを出力し、そのすべてを組み合わせていく作業は「LEGOとイケア家具を同時に作るような体験」だったとか。

3Dプリンターにはベルト式の大型FDMタイプを使用。非常に長いパーツも継ぎ目なしで出力でき、見た目もLEGOそのものの仕上がりです。

 


組み上がった車体は重さ102kg!

パーツを組み上げたバギーは、全長約2.5メートル、重量はなんと102kg。サスペンションには実際のバネを使い、車体をしっかり支える工夫もされています。ただし重量のせいで調整には苦労が多く、スプリングの交換や取り付け位置の見直しを繰り返すなど、走行前の試行錯誤も続きました。


 

電動モーターで実際に走行!

完成したバギーには電動モーターを搭載し、後輪を駆動。いわゆる「ベルトドライブ方式」で、スピードは控えめながらちゃんと走れるクルマになっています。初走行ではパワー不足や駆動系の滑りといった問題もありましたが、「子どものおもちゃをここまで本気で作るとこうなる!」という驚きに満ちた出来栄えです。

このプロジェクトは、3Dプリンターがあれば遊びの可能性がどこまでも広がるという好例です。子ども時代の憧れを、大人の技術と情熱でカタチにする。その楽しさとスケール感は、まさに“大人の自由研究”と言えるかもしれません。あなたも3Dプリンターで、夢の乗り物づくりに挑戦してみてはいかがでしょうか?


※本記事で紹介した作品は、私的利用の範囲内で製作されたファンプロジェクトです。LEGO®の製品デザインや名称、ロゴはLEGO Groupの知的財産であり、商用利用や販売、ブランドの無断使用は著作権および商標権の侵害となる可能性があります。製作や公開にあたっては、各社のポリシーや権利に十分ご配慮ください。

 

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