
なぜCreality「K1 MAX」はこんなにも絶賛されるのか|海外の熱烈レビューを解説
全世界からの期待を背負っていよいよ販売が開始されたCreality「K1 MAX」。新世代ハイエンド機種として、最先端のインターフェースを備えたK1MAXだが、果たしてその性能はどれほどのものなのだろうか。
SK本舗でも12月11日に発送を開始した本商品に関して、3Dプリントメディア最大手の3DPRINT.COMが早速レビューを行なっていたので覗いてみたい。同メディアの記事は公平かつ的確なことで知られている。是非とも参考にしてほしい。
Creality 「K1 MAX」販売ページ
https://skhonpo.com/products/creality-fff_3dprinter-k1max
あの名門メディアが「ほぼ完璧」と絶賛
まず本機K1MAXの設定について。この点についてレビュアーは非常に設定がしやすく、操作も簡単であり、かつ機能も充実しているという点を指摘し、高評価を与えている。フィラメント交換についても「簡単」と評しており、少なくともセットアップに関しては問題は一切ないようだ。
しかし、いかにセットアップがしやすくても肝心の3Dプリントがイマイチだったら意味がない。この点に関して、レビュアーは驚きを隠さない。とりわけ速度と品質に関しては以前のEnder3v2と比較しても「技術的飛躍」があると評価しており、「見た目が素晴らしいことは言うまでもなく、高速かつ信じられないほどスムーズに印刷され」、ほぼ「完璧」であったとまで語っている。
レビュアーはその後、K1MAXによって様々なオブジェを出力、なかには欠陥が発生したものもあったようだが、そうした問題の99%はファイルのスライスが不十分だったこと、接着力を高めるための糊が不足していたこと、などが原因だったとして、簡単に解決ができるとしている。
Creality 「K1 MAX」販売ページ
https://skhonpo.com/products/creality-fff_3dprinter-k1max
1%の懸念点はあるものの99%は大満足
ただ1%の懸念もあったそうだ。それはK1MAXのAI検出システムに関するもので、ビルド中にオブジェの一部が部分的にプレート上に落下した際、エラー生成やジョブ停止ができなかったことを報告している。逆にAI検出が敏感に作用するのが印刷開始から数レイヤーの機関であり、ベッドに塗布した接着剤を異物と認識してプリントが停止されるということがあったそうだ。
とはいえ、レビュアーは1%の懸念こそあるものの、K1MAXのパフォーマンスに関しては、「そのほかの全てが素晴らしい」と絶賛している。巨大なビルドプレート、簡易なフィラメント交換、スムーズなWi-Fi機能、そしてプリントのクオリティ、これらの点に関しては、一切の留保なしに評価することができそうだ。
注意点はデフォルト設定で作動させた場合、作業音が大きいという点が挙げられている。ただ、スライサーで速度やファンの設定を調整することで、これは軽減できるようだ。
また、アフターケアに関しては、大量の新機能が搭載されていることによって、メンテナンスや修理が大変になる可能性が指摘されている。これは機能性の高さゆえの心配であり、K1MAXに固有の問題ではないが、気になる点ではある。
ただCrealityは充実したアフターメンテナンスビデオを用意しており、また人気メーカーであるがゆえにコミュニティの情報発信も強力だ。アフターケアに関するテクニックや情報は今後YouTubeやTiktokなどでも様々に発信されていくだろう。レビュアーもまた公式情報とユーザーコミュニティの強固さを指摘し「解決できない問題はまったくない」だろうと述べている。
Creality 「K1 MAX」販売ページ
https://skhonpo.com/products/creality-fff_3dprinter-k1max
名機「K1」からも「大幅にアップグレード」
さて、様々な観点からK1 MAXを評価してきた結果、レビュアーは「自宅、オフィス、教育現場向けにセットアップが簡単なデバイスをお探しなら、K1 MAXが素晴らしい選択肢になる」と結論づけている。
K1 MAXに関しては、他の3Dプリントメディアも批評を行なっており、たとえば世界的な3Dプリントメディアである「ALL3DP」はK1 Maxを前機K1と比較したレビューを行なっており、K1自体が非常に優れた3Dプリンターであったことを認めつつ、今回のK1 MAXはその「大幅なアップグレードである」と指摘している。
https://all3dp.com/2/creality-k1-vs-k1-max-differences-comparison/
その他のメディア、ブログなども覗いてみたが、基本的にK1 MAXに対しては絶賛のコメントが相次いでいる。
筆者的にはその高い機能性もさることながら、洗練されたビジュアルにもシビれてしまう。これを自宅に置いておくだけで、どこか時代の最先端に立っているような気持ちにさせてくれる、シャープでミニマルなデザインだ。
というわけで、熱烈におすすめの最新機種「K1 MAX」。SK本舗でご購入いただいた方にはSK本舗特別サポートもついてくるので、是非ともご検討いただけましたら幸いです。
Creality 「K1 MAX」販売ページ
https://skhonpo.com/products/creality-fff_3dprinter-k1max