
Elegooが「Nexprint」始動 ─ 3Dモデル共有の次世代プラットフォーム?
弊社SK本舗が総代理店を務めるElegooがオープンソースの3Dモデル共有プラットフォーム「Nexprint」を立ち上げ、話題になっています。このNexprintで目指しているのは「3Dプリンター利用者同士を世界中でつなぐ」というもの。新しい創作ハブを目指した野心的なプラットフォームの誕生です。
Nexprint https://nexprint.com
今までのプラットフォームとどう違う?
1. プラットフォームの一元化
まずNexprintはElegoo公式モデルとユーザー投稿を融合し、ThingiverseやPrintablesなど他のプラットフォームのモデルもまとめて検索・ダウンロードできる機能があります。これはユーザーにとって複数サイトを行き来する手間が減るため、かなりありがたい仕組み。
2. スライサーとのシームレス連携
Nezprintは、Elegoo SlicerとOrcaSlicerに対応しており、選んだモデルをそのまま最適な形でプリント準備に移せるとのこと。モデル選びから出力までの流れが滑らかで実用性が非常に高いのも特徴です。
3. 制作者へのリワード制度
クリエイターにはポイント制で報酬が用意されており、
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オリジナル作品へのポイント付与
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定期的なコンテスト開催
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優秀作品のプラットフォーム全体での露出
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専用のサポート窓口などび提供
4. 創作者を支える1,000,000ドルのファンド
今回、創作活動を後押しする1,000,000ドル(約1億4千万円)のクリエイターファンドも設立されています。投稿されたオリジナルモデルには、まず1件あたり約5ドル、さらに優れたデザインには追加5ドルの報酬があり、招待制度で最大月100ドルまでのボーナスもある仕組みです。
実際のところは?
正直、今回のElegooの取り組みはかなり革新的です。
例えば、ユーザーが各種モデルを探したり、プリントしたりする際の“動線”を突き詰めていて、使い勝手が非常に洗練されている印象があります。各種掲示板でもすでに「非常に見やすいUI」と評価されていて、今後、存在感を増していくことは間違いなさそうです。
そして、報酬制度があることで、モチベーションを持った投稿が増えていけば、ただの作品集を超えて「常に新しい発見がある創作コミュニティ」になるポテンシャルも秘めています。特にクリエイター向けの新しいステージが、ここには芽吹いていくように感じます。
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