片手だけで操作可能なPS5の改造コントローラーが話題に|3Dプリンターを使ったMODの世界
ゲーム中のあのお悩みを解決する注目MOD
コロナ禍になって世界が揺れ動いていく中、逆に大きな盛り上がりを見せた業界もある。ゲーム業界だ。
緊急事態宣言やマンボウが推進され、遊びに行きたくても行けない中、せめてもなんか気晴らしをしたいと人がゲームに熱中するというのは、ある意味、当然の流れだったかもしれない。
今回はそんなゲームにまつわる面白いニュースを紹介する。
ゲーム機を使用する上で、欠かせないものといえば、テレビやモニター、ゲーム本体、ゲームソフト(現在はDL形式の方が一般的かもしれないが)、そしてゲームコントローラーだ。
このゲームコントローラーに関して、こんなことを思ったことがある方は少なくないのではないだろうか。
「ああ、片手でコントローラー操作できたら、ながらでゲームできるのになあ」
筆者は思ったことがある。たとえばお菓子を食べながらゲームをしたい場合だ。長時間ゲームをしていれば、当然お腹が空いてくる。しかし、ゲームに夢中になっている最中は、その両手の自由はコントローラーに拘束されている。なんとかお菓子の袋を開けたはいいものの、結局、手をつけられず何時間も過ぎていき、フレッシュだったポテチがすっかりしなびてしまった。皆さんにはこんな経験ないだろうか。
果たして、その人物が筆者と同じような経験をしていたかは分からないが、実は今、ある人物が3Dプリンターを使って改造したPlayStation5用のコントローラーが話題を集めている。その改造コントローラーがなんと、片手で操作できるコントローラーだというのだ。
さて、まずは話題の動画をご覧いただきたい。
いかがだっただろうか。投稿者はAkakiという人物。どうやら左利きらしく、改造コントローラーもそれに合わせて左手のみで操作できるように改造されている。この左利きバージョンでは、通常、右手で操作するシンボルボタンと右のトリガーボタンは左手で操作できるように設計されており、さらに右のジョイスティックに関してはコントローラー全体を足やテーブルなどの任意の対象に押し込むことで使用することができるようになっている。
動画を見る限り、通常プレイに関しては滞りなく片手で行えているように見える。細やかかつ迅速な操作が必要な場面において、どれくらい対応が可能なのかはまだ未知数だが、慣れと鍛錬によって、かなりの程度まで片手プレイでも対応できるのではないだろうか。
この改造コントローラー、今後のブラッシュアップ次第では、ゲームしながらお菓子を食べること以外にも様々な形での活躍が考えられるだろう。なんらかの障害によって片手しか使用できない方に向けたコントローラーとして機能するかもしれないし、あるいは高みを目指すゲーマーの中からは二つの手それぞれで個別のコントローラーを操作するというような猛者も現れるかもしれない。
それにしてもAkaki、よくぞこんなことを考えたものだ。まずはその宛先不明な情熱に拍手を送りたい。
もし興味があるという方はAkakiの動画を参考に、自身でもコントローラーを改造してみるのもありかもしれない。Akaki以上の片手用コントローラーを制作できた暁には是非ともご報告いただきたい。