あるYouTuberが開発した回転式3Dプリンターとは?
家庭用3Dプリンターを改造して編み出した革新的な出力方法
最近、ある動画が話題になっている。
動画主はソフトウェアエンジニアでありYouTuberのハンフリー氏。話題の動画においてハンフリー氏は自身で改造した「回転式3Dプリンター」を公開しており、その画期的な性能が3Dプリンターユーザーのあいだで話題を呼んでいるのだ。
ハンフリー氏が改造に使用したのは弊社でも取り扱いがあるCreality社のCR-10。氏はCR-10に「シンプルな改造」を施し、回転式3Dプリンターを開発、それによってバネやギア、ネジなどを出力してみせている。
以下がその動画だ。
その「シンプルな改造」とはプリンターに回転するロッドを装着するというもの。この回転するロッド上に3Dプリントが行われることで、動画のように筒状のオブジェが造形されるというわけだ。
実に画期的。しかし、このような回転式3Dプリンターのアイディアはこれまで別の形でも試されたことがあり、また回転構造を有するバイオ3Dプリンターもすでに存在はしている。
しかし、それらはいずれもハイエンドな機器を用いたもの。その点、ハンフリー氏は一般家庭で使用される廉価な3Dプリンターを用いて、このアイディアを実行している。これはすなわち、理論上、他の3Dプリンターにも適用できるということだ。
果たして、このアイディアが今後どう発展していくことになるのか。各メーカーの動きが気になるところだ。