驚異のクオリティを誇る3Dプリントジェットコースターが世界で話題に! 全自動走行式で制作時間は900時間超
1/35スケールの超精巧のジェットコースター
いま、ある3Dプリントフィギュアが海外で注目を集めている。
その3Dプリントフィギュアとは他でもない、ミニチュアのジェットコースターだ。そのサイズは1/35スケール。なにより話題となったのは、その圧倒的なクオリティだ。
制作したのはアイオワ州立大学のデザイナーであるダン・フリッチェさん。3Dプリンター系youtuberでもあり、インスタグラマーでもある彼は、同時に大のジェットコースターファンでもあった。
なんでも2018年に7ヶ月間のインターンでコースターメーカーで働いた経験をもとに、今回、およそ900時間をかけて、このミニチュアジェットコースターを制作したのだそうだ。
ディティールへのこだわりも驚異的だ。パーツ総数はなんと2983個。3D印刷するだけで800時間が掛かり、使用したフィラメントは7ロール。さらにそれらを手作業で研磨して仕上げたという。
もちろん、単に見た目だけではなく、磁気推進によって走行可能なジェットコースターとなっている。走行テストを幾度も行い、トラブルシューティングにも多くの時間を費やした。電子発射システムが搭載されているため、瞬時に加速する仕様となっており、また全自動化にあたって必要な場所にマイクロサーボモーターを配置したとのことだ。
3Dプリント・ジェットコースターを作ろう
それでは、その超ハイクオリティなミニチュアジェットコースターの走行映像を見てみよう。
発車後、瞬間で加速する様子は、どこか富士急ハイランドの「ド・ドドンパ」を連想させられる。それにしても見事なクオリティ。ものつくり欲求がくすぐられることこの上ない。
ダン・フリッチェさんのインスタグラム(@3d_coasters)では各パーツの詳細も公開されている。各投稿のファボ数からも注目度の高さが伺えるだろう。
https://www.instagram.com/3d_coasters/
果たしてフリッチェさんクオリティの3Dプリントコースターが今後登場するのだろうか。おそらくは今頃、世界中の猛者たちが次なるスーパーコースターの作成に取り掛かっているに違いない。我こそはという方、この波に乗り遅れないように!