ベビーパウダーを使った裏技で3Dプリントしたオブジェクトの表面が鏡のようにツヤツヤに?
3Dプリントコミュニティで話題のある「裏技」に迫る
今、3Dプリンターユーザーの間で話題になっているある「裏技」をご存知だろうか。
なんでも、その裏技を使えば3Dプリンターで出力したオブジェクトの表面をツヤッツヤで滑らかにすることができるのだとか。これは是非とも知りたいところだ。
さて、その裏技の内容とは、「3Dプリンターで出力したオブジェクトの表面にUVレジンとベビーパウダーを混ぜたものを塗布する」というもののようだ。3Dプリントコミュニティの間でじわじわと噂が広まっていたこの方法に関して、先日、3Dプリント系YouTuberのDaveRigが、実際にその裏技を実践した様子を収めた動画をアップしていた。
動画をご覧になるとわかるように、この裏技は特にオブジェクトの大きくて平らな表面に適したもののようだ。動画において彼はまずBambu Lab FDMプリンタを使用して、厚さ3mm層からなる半球状のドームを印刷している。そして、その表面にレジンとベビーパウダーの混合物を塗布しUV光下で硬化。このプロセスを繰り返した結果、確かにオブジェクトの表面が鏡のように艶やかになっている。
画像/https://www.youtube.com/watch?v=KVf0mbBCygQ&t=231s
DaveRigによれば、この混合物はUVレジンを2としたらベビーパウダーを1とする分量で構成されているようだ。それにより、レジンがより良く広がり、コートを非常に薄く均一に塗布できるようになるという。さらに、下塗り、ニス塗り、研磨を行うと、表面はさらに洗練される。
画像/https://www.youtube.com/watch?v=KVf0mbBCygQ&t=231s
この裏技を使いこなせば、高価な工業用塗料を使わずとも費用対効果の高いツヤツヤの表面を手にすることができるかもしれない。これは試す価値ありではないだろうか。ただ、詰まりを避けるためには複雑な細部に注意を払う必要があるとのこと。くれぐれも作業は慎重に行われたし。