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SK本舗ユーザーのリレーコラム#06「HOW TO 3D PRINT」後編(まっつく)

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SK本舗ユーザーのリレーコラム#06「HOW TO 3D PRINT」後編(まっつく)

6.サポート取り

3Dデータの分割及び配置の時点でサポートを取る作業まで想定していた場合は、結構ラクチンな作業ですが、まあ往々にしてめんどくさくなっている事も多いです^^; 原型に使用する場合は1回やればおしまいですが出力品販売の場合は繰り返し発生する作業、、、サポートいらずの家庭用プリンターの登場まだかしらね。

※ちなみに出力品が小さかったり細かったりする場合は、先に洗浄する方が良いです!臨機応変!

 

使用する道具

超音波カッター

値段高いけど、なくてはならない存在!レジンをサクサクカットできるよ

 

ニッパー

根元を残してラフにざっくりサポートを取るのに適してます。根元は超音波カッターで処理します。

 

 ※ここでも引き続きニトリル手袋を付けて作業します! (なおカットしたサポートの先端で頻繁に破ける模様、、)

 

 

作業工程

手でもげる場合は特に道具は必要ないです(それが一番早いし楽!) でももうちょっと丁寧にサポートを取る場合は、ニッパーで大まかにカットしたのちに超音波カッターで根元を削り取ります。

超音波カッターの刃先を砥石で丸くしておくと出力品に傷がつかず処理がしやすいです(ここめっちゃ重要!!)

 

 

 

 

作業中足元にゴミ袋を広げておいてカットしたサポートくずを回収します。

作業机の下面にゴミ袋をひっかけるフックがあると便利!

 

 

サポートを綺麗に外せたところで、まだまだ手も部屋も汚れる作業が続きます!次を乗り越えれば後は簡単です(たぶん)! 頑張りましょう!洗浄みんなどうやってるんでしょうか?特に一般家庭で綺麗な部屋で作業している方。

 

 

7.出力品洗浄

出力品にまとわりついているレジンを洗浄せねばなりません!サポートを先に外した事で、まんべんなく洗浄できます!

サポートが付いたままの状態だとレジンの洗い残しで出力品のモールドが埋まってしまっていたり、反ったり(※1)、割れる原因にもなります。またサポートの陰に隠れて出力ミスがあっても気が付かないという事もあります。

(※1-サポートが付いた状態でも洗浄がまんべんなく行われている場合はむしろサポートがあった方が反らない!?)

通常レジンを使用した際の方法として書いていますが、水洗いレジンでも方法は一緒です。基本的にやることは変わりません!IPA部分を水に変えてお読みください。水洗いレジンの場合でも流水で洗うより、タッパーにためた水で落ち着いて丁寧に洗う事をお勧めします。(そして水洗いレジンをあまりに洗いすぎると元々油分が無いこともあり二次硬化後に表面がざらざらになってしまいます!注意!)

 

使用する道具

タッパー3個と茶漉し

洗浄用のタッパー2個と、その半分ぐらいの大きさのすすぎ用タッパー1個を用意します。使わない時はタッパーの蓋を閉めて蒸発しないようにします。

 

IPA

通常のレジンは水では落ちません!IPAは最初は4L缶ぐらいのからはじめて、大量に使うことになったら一斗缶で買った方がお得です。火気厳禁!!換気必須!!

 

筆とナイロンブラシ

細かいパーツ洗浄用に筆(Amazonで100本セットでたたき売られている激安品でOK)と大きいパーツ洗浄用にナイロンブラシ(100均のよわよわのモノが良いです)

 

エアダスター&コンプレッサー

ブラシで洗浄した後に圧縮空気で残った水気(IPA)を取るのに便利です。

 

巻き段ボール

水気を切った後に、自然乾燥させる際に下に敷きます。使い捨てしますが、耐久性がそこそこあるので結構長持ちします。

 

※ここでも引き続きニトリル手袋を付けて作業します!ってゆうか一番手袋が必要な作業であります!!

 

 

作業工程

洗浄用のタッパー1個と、その半分ぐらいの大きさのすすぎ用タッパー1個の2種を並べて配置してそれぞれにIPAを注ぎます。

 

 

[STEP1]

ぬるぬる状態の出力品を手で持って(ニトリル手袋着用必須)、洗浄用のタッパーに浸してしゃぶしゃぶします。

 

[STEP2]

そしたらIPAから引き上げてブラシでこすってレジンを落とします。なるべくIPAに漬けないように洗う方が良いです(あまり長く浸すと割れの原因になるとかなんとか)。

繊細な出力品の場合、[STEP2]は飛ばして(ブラシでゴシゴシしない) [STEP3][STEP4]に進みます。

 

[STEP3]

次にすすぎ用のタッパーに浸してしゃぶしゃぶします。

[STEP4]

次にエアダスターを使って圧縮空気で水気(IPA)を吹き飛ばします。

出力品の繊細さに合わせてコンプレッサーの空気圧を調整します。そして飛沫があちこちに飛ぶので、作業してる周りを汚さないようあらかじめビニールで覆っておきましょう。

※健康の為、作業中は常に換気を!そしてIPAは火気厳禁です!ここ大事!!(この点、水洗いレジンはIPA使わないので安全ですね♪)

コンプレッサーが必要なので敷居は高いですが、有るとめっちゃ便利です!!普段エアブラシで模型を塗っていてすでにコンプレッサーを持っている方は迷わずエアダスター揃えちゃいましょう。

(ちなみに最近知ったんですけど、今はコンプレッサーいらずでUSBで充電できるハンデイタイプのエアダスターもあるんですね。誰か使ってる方いますか?)

中空の出力品は、中にIPAが残っている場合が多いです。力技であれですが手でブン回して遠心力で取り除くのが一番の解決策です!! ビニールでの養生が必須なので普段から家電とかが入ってた大きめのビニールは捨てないようにしています。あと通販の段ボール箱とか(エコ!)

 

 

洗浄が終わったら、IPAは蒸発しないようにタッパーの蓋を閉めて冷暗所に保管します(作業中も席を離れる際はこまめに蓋を閉めると良いです)

 

 

洗浄用のタッパーと、その半分ぐらいの大きさのすすぎ用タッパーの2種を用意することで、ほとんど廃液を出さずに作業することができます。

洗浄用のタッパーの方が濁りも減りも早いので、濁って減ってきたなーと感じたらすすぎ用のタッパーから洗浄用のタッパーへIPAを注ぎます。それで減ったすすぎ用のタッパーへは新しいIPAを注ぎます。このサイクルを繰り返すことで、廃液を出さない作戦なのです。

 

しかし洗浄用のタッパーの底へ徐々にヘドロのようにサポートくずが溜まってくるので、限界と感じたら、ティッシュペーパーを敷いた茶漉しを使ってIPAをろ過しつつ2個目の洗浄用タッパーに移し替えます。そうその為に洗浄用のタッパーが2個必要だったのです。

 

 

エアダスターで水気を吹き飛ばしても(しずくが残ってる場合ティッシュで拭います)、洗浄したことで出力品はふやけている状態なので、巻き段ボールを敷いた上に置いて、ある程度自然乾燥させます。

巻き段ボールは波々になっている形状なので通気が良く、また吸水性もあるので水気(IPA)が残っていても吸い取ってくれます!正に出力品を乾燥させる為に存在しているのでは!しかも安くて最高です^^

3Dプリントメーカー等市販の出力品洗浄機はくるくると水流を回すだけの製品しかないので、今後は食器洗浄機のようなタイプが出てくると良いですね!(勝手にリクエスト!?)
と余計なことを言いつつ、ここまでやればあとはしっかり焼き上げる(!?)だけです。せっかく大変な手間をかけてここまでやって初めて、データを取り違えてたり、出力に失敗している事に気が付いても落ち込んじゃだめ!この経験が人を強くするんです!

 

 

8.2次硬化

まだ出力品は半生状態なのでそのままにしておくと脆くて使い物になりません。あらためて紫外線でかっちり硬化させます。

 

使用する道具

ネイル用UVライトを2セット

ネイル用の「リュミエラ」タイプが程よいサイズ。替えの蛍光管も入手しやすいです。

 

金網と透明の塩ビ版

UVライト2段重ねで出力品を置く場所になります。

 

 

作業工程

ネイル用UVライトを2セット用意して、それぞれの底の板を外して一個を上下さかさまにして重ねます。

こうすることで、上からも下からもUV光を照射できるのです!

そして金網と透明の塩ビ版を準備して肝心の出力品を置く場所を用意します。

金網は大きい出力品用で、透明の塩ビ版は小さい出力品用です。出力品のサイズに適した方をネイル用UVライトの上下間に挟みます。出力品を中に置いたら正面はアルミホイルでふさぎます。下になった側のスイッチは押せないので電源タップにスイッチが付いているものを使います。

※注意・UV光は肉眼で直接見ないようにしましょう。

 

このタイプのUVライトは一番安いものだとAmazonで2千円未満で購入できますが、品質がまちまちで蛍光管をすぐにダメにする事が多い気がします(替えの蛍光管も安価で売っているので困ることは無いのですが、、しかし蛍光管は発光させなくても時間がたつだけで消耗するらしいので大量に買い置きしない方が良さげ)。
蛍光管の交換がめんどい方は、SKさんで販売しているLEDタイプの3Dプリント2次硬化専用機器のほうが長く使えて良いかも~

この2段重ね方式でも、薄い板状の出力品は徐々に反ってきます。反ってきたら出力品を裏返して対処します。

もし最終的に反ってしまったら、熱湯に浸けて柔らかくなったところで元の形になるよう力を加えて修正します。この方法はガレージキット(レジンキャストキット)のパーツの歪みを直す方法と同じですが、光硬化樹脂の場合には気を付けてほしい点があります。ガレージキットの素材のレジンキャストは温めて力を加えて形状を治した状態で流水で冷やして形状をFIXさせますが、光硬化樹脂は硬度が高い為、急に冷やすとパキッっと割れてしまいます。なので自然に冷めるまで力を加えたまま形状をキープする必要があります(すぐに冷めるのでちょっとの間だけ熱いの我慢!)

光硬化樹脂は水に浸けると弱いイメージがありますが、2次硬化で固めた後は特に問題はありません(あくまで私見です)。

 

まとめ

以上でレポートはおしまいです。


いかがだったでしょうか?3Dプリントの作業はまだまだ簡単な作業ではありませんが、それでもモニターの中から自分の造ったデータが実際に触れるモノとして出現した時の感動ったらありませんよね!

習うより慣れろの精神で失敗しつつも数をこなせば自分なりの良い方法が見つかるのですが、その際このレポートで少しでもお役に立てましたら幸いです。みなさん楽しい3Dプリントライフを!♪

22,1,17 まっつく

(Twitter ID:@mk2_mattuk

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