Protopastaの内側から光る「量子ドットフィラメント」がすごい

3Dプリント好きなら一度は聞いたことがあるであろう、個性派フィラメントメーカー Protopasta。そのプロトパスタが、かなりワクワクする新素材を出してきました。それが「量子ドットフィラメント」です。
このフィラメントは、量子顔料の分野でパイオニア的存在の Quantum Light と、同社に所属するアーティスト Olga Alexapoulou とのコラボによって誕生したとのこと。名前からして難しそうですが、ポイントはシンプルです。
ブラックライトを当てると、プリントした造形物が“内側から光って見える。これが最大の特徴です。

「表面が光る」じゃなくて「内側から光る」
一般的な蛍光フィラメントや蓄光フィラメントは、どちらかというと表面が発光している感じです。でも量子ドットフィラメントはちょっと違います。
PLAベースの素材の中に「量子ドット」と呼ばれる超微細な半導体結晶が均一に混ざっていて、ブラックライトを浴びると特定の波長の光を放出します。
その結果、プリント品全体がじんわりと内部から発光しているように見えるんです。これが本当に不思議で、写真より実物のほうが感動します。肉厚なモデルほど奥行きのある発光になって、「あ、これ普通のフィラメントじゃないな」と一瞬で分かります。

実は最先端テクノロジー
量子ドット自体は、決しておもちゃ的な技術ではありません。テレビやディスプレイ、医療用イメージング、高効率な太陽電池など、すでに最先端分野で実用化されています。そんな技術が、3Dプリント用フィラメントとして触れるところまで降りてきた、というのがこの素材の面白さ。
この量子ドットフィラメントは、プロトパスタの「Endless Exploration(終わりなき探求)」という実験的・限定ラインの一部。量産・定番品ではなく、「新しい表現を楽しみたい人向け」の位置づけです。メーカーのプログラムに登録すれば、サンプルやスプールを入手できる仕組みになっています。
「光る」だけじゃなく、「内側から光る」という新しい表現。3Dプリントの可能性を一段階引き上げてくれる素材として、注目のフィラメントです。
画像:Protopasta
