LEDディフューザーを使って透明素材の3Dプリントを楽しみ尽くす
透明フィラメント、透明レジンとLED照明は相性が抜群
透明フィラメント、透明レジンは3Dプリントユーザーからの人気が高い。
確かにクリアな質感には他の素材にはない独特の魅力がある。ただ、もし透明素材で出力したオブジェクトの魅力を最大限活かそうと考えるなら、オブジェクトそのものだけではなく、光の存在を無視してはいけないだろう。
3Dプリンター系Youtuberとして知られるチャックは、透明のPLAを使用した七色に光るクリスマスツリーを提案している。
彼は一般的に販売されている安価なクリスマスツリーキットをどうにか改良できないものかと考えた。その結果、彼が考えたのはクリスマスツリーDIYキットのLED点灯パネルを改造し、そのサイズに合わせて透明素材で出力したツリー型の被せ物を出力するという方法だ。
実にシンプルなアイディアだが、いくつか課題があった。まず透明レジンは完全透明ではなく半透明である。柔らかすぎる光の場合、透過性に難点がある。
ただ、これはLEDディフューザーであれば基本問題がないことが分かった。ディフューザーは、カメラに利用するフラッシュの光を拡散するための装置。LEDには光が直線的であるという特性があるため、ディフューザーが光を拡散させる役割を担うとともに、光が柔らかくなり影も目立ちにくくなるという効果があるのだ。
被せる透明ツリーの出力方法はスパイラル(花瓶)モードが最適だろう。ただ、動画においてはトラブルも発生している。Thingiverseからダウンロードしたモデルが、何らかの原因で、うまく機能しないことがわかったのだ。
果たして、無事に出力された被せものツリーを、改造されたLEDツリーに被せてみると…
おお、いい感じである。これは非常に汎用性が高そうだ。様々なアイディアを刺激される。
もちろん、より光を楽しむ上ではフィラメントやレジンの透明度が高いに越したことはない。SK本舗でも多数の透明レジンを扱っている。より良い透明レジンをお求めの方は是非、↓の動画を参考にしてみてほしい。