
CHITUBOXが3Dプリント体験を一新する大型アップデート!
SK本舗でもお馴染みの光造形3Dプリンター用スライサー「CHITUBOX」が、ユーザー体験を大きく進化させる最新アップデートを発表しました。今回の刷新では、Basic版とPro版が統合され、新しいサブスクリプション体系のもとで、初心者からプロまで幅広いユーザーが使いやすくなっています。さらに、マルチプラットフォーム対応、AIサポート機能、カスタムサポート描画などの新機能が追加され、作業効率とプリントの信頼性が大きく向上。以下、大幅に進化したCHITUBOXについて、ざっくり解説してみます。
主な新機能と進化ポイント
1. マルチプラットフォーム対応:複数モデルを自動で分割・配置
今回のアップデートで最も注目されているのはなんといっても「Multi-Platform」機能です。最大100個のビルドプレートにパーツを自動分配でき、大型モデルの分割や複数部品の同時造形がかなり簡単に。従来は手作業で分割・配置していた工程が自動化されたことで、生産効率の大幅な向上が期待されています。
2. サポート生成がさらに柔軟・高速に
サポート生成機能も大きく進化しました。オーバーハング検出が高速化し、ワンクリックで複数種類の強固なサポートを生成できる「Magic Support」にも対応。
上級者向けには、任意のエリアを指定してサポートを追加できる「Area Support」機能も搭載され、手動調整の自由度が飛躍的に向上しています。
3. 処理速度と操作性が大幅アップ
ソフトウェアの内部処理も徹底的に最適化。モデルの読み込みは最大13倍、スライス保存は5倍、オーバーハング検出は34倍高速化しました。凄すぎる。
UIも刷新され、パネル構成や操作ロジックがより直感的に。カスタマイズ可能なショートカットキーも追加され、作業スピードが格段に上がっています。
また、複雑な工程をワンクリックで実行できる「ChituAction」機能が強化され、穴あけ・掘削ツールなど新機能も追加されました。
4. モデル修復機能の高度化
さらに本アップデートによって失敗プリントの原因となるモデルの欠陥を自動で検出・修復する「Advanced Model Repair」も登場。従来の基本修復よりも深い解析と高精度な修正が可能になり、修復成功率はおよそ3倍に向上しているとのこと。
5. AIアシスタント搭載
加えて新たに追加されたAIチャットボットは、トラブル解決や操作支援を即座に提供。このAIチャットによってユーザーは作業中に生じた疑問をその場で解決でき、生産性を損なうことなくプリント作業を進められます。まさに至れり尽くせり。スーパーCHITUBOXと言っても過言ではありません。
新しい料金プランはニーズに合わせた3段階
アップデートに伴い、CHITUBOXは、利用者のレベルや目的に応じた3つのサブスクリプションモデルを導入しました。
- Basic(無料):初心者・ホビーユーザー向け。基本機能を網羅。
- Advanced:効率を高めたい中級者向け。マルチプラットフォーム対応などが利用可能。
- Pro:プロフェッショナル向け。ChituAction、Advanced Repair、バッチサポートなど高度機能を搭載。
それぞれの用途に応じたプラン選びができるのはユーザーにとっては嬉しい仕様。日々3Dプリンターに触れる方にはAdvancedコースを推奨します。
3Dプリントの“前処理”がここまで進化
以上のように、今回のアップデートでCHITUBOXは、単なるスライサーを超え、プリント準備・管理・最適化を一気通貫で支える強力なツールへと進化しました。初心者でも扱いやすく、上級者にとってはより効率的なワークフローを構築できる万能ツールとなっています。
これから3Dプリントを始める人も、さらなる品質と生産性を求める人も、新しいCHITUBOX、要チェックです。