虹色に輝くオブジェを3Dプリンターで簡単出力する裏技とは?
回析格子シートをベッドにするだけでオーロラ仕様のオブジェが
グレーティング(回析格子)という技術をご存知だろうか。これは種々の波長が混ざった光を波長ごとに分ける光学素子のことで、この構造を持つオブジェクトの表面はオーロラのように複雑な光の波長を持つことで知られている。
たとえばグレーティングシートという一般にも売られているプロダクトがある。これはまさにホログラムのように多色にきらめくシートのことで、その見る角度によって変幻自在な彩りは、古くはビックリマンカードのキラカードなどにおいておなじみだった。
ところで、3Dプリントしたオブジェに、この虹色に輝くグレーティング加工を施すことは可能だろうか。どうやら可能らしい。これに関して今あるYouTube投稿が話題になっている。まずはその動画をご覧いただきたい。
いかがだろうか。3Dプリンターで出力したオブジェが虹色に煌めいているのが分かると思う。それにしても、その手法は実に簡単だ。グレーティングシートをプリントベッドとして使用することで、プリントの下部にパターンが配置され、3Dプリントも格子のように機能するようになるのだ。
なお、使用している機種はClealityのEnder。こちらはSK本舗でも取り扱っているFDM方式のマシンだ。
Clealityの3Dプリンター販売ページへ↓
https://skhonpo.com/collections/3dprinter/%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC_creality
動画主によると、これを実験した理由は娘を喜ばせるためだったらしい。実際、動画のラストでは結果にかなり満足した様子の娘さんの姿が映し出されている。是非とも皆さんも試してみて欲しい。