未来の人材を育成するための3Dプリンターの早期教育

 

礼に始まり礼に終わる。どうも、合氣道初段、SK広報のエリナです、おすおすっ!

世界各国では3Dプリンターの早期教育がスタートしている、というのは以前の記事でもご紹介させて頂いたが、AI時代を見越した各国の人材育成レースにはますます拍車がかかっているようだ。

 

小学校に3Dプリンターを導入する国が続出中! 子供をグローバルな人材に育てるための3Dプリンター教育のススメ

 

たとえば中国の河北省の小学校では、3年生以上の学年に「人工知能プログラミング」課程の導入を先日発表した。この導入によって児童は各種モデリングを行ったり3Dプリンターを使用したりと、先端技術を実践的に学ぶことができると言われており、「千年の大計」と言われる中国の教育事業のかなめとされている。

その他、アメリカ、イギリスなど各国で、学校教育の場への3Dプリンター普及が進んでおり、3Dモデリングを始めとする3D技術に早い段階で触れることが推奨されている。デジタルネイティブならぬ3Dプリントネイティブ世代がもう間もなく台頭すると予測されている中、日本はややこの人材育成レースにおいて出遅れてしまっているということについては、以前にもレポートした通りだ。

しかし、民間レベルでは子供が3Dプリンターに触れることができる機会や場が日本でも徐々に増え始めている。

たとえば、株式会社KMOのスタートアップ人材のための学びと支援を行う施設「SpringX」では、小学4年生~中学3年生を対象とした3Dデータを使ったものづくり講義「最先端のものづくりチャレンジ!」が開催中だ。

https://kc-i.jp/activity/feature/virtual-springx/cho_vol015/

あるいは先日、長野県では、時代に合った学習空間デザインを検討する専門家委員会によって、学校内に工具や3Dプリンターを備えた「クリエイティブラボ」などを設置することが提言されている。

また、MITによって2002年より始められた市民のためのワークショップ「ファブラボ」も徐々に日本国内で増えつつあり、現在は全国で20箇所ほど。ダイアモンドオンラインの記事においても「本物がわかる子」の親がしている3大習慣として、ファブラボでの創作活動が取り上げられていた

 

ファブラボ神田錦町店

 

さらに2018年には、子供向け雑誌『子供の科学』で、究極工作体験として3Dプリンターが特集され、3Dプリンターで3Dデータを作成し、出力する流れまでを、人気連載漫画の主人公のフィギュアなど、子供の制作意欲を刺激するような形で紹介していた。

 

『子供の科学』2018年3月号

 

このように、すでに一般社会に浸透しつつある3Dプリンターではあるが、この技術が世界を大きく塗り替えるのはまだもうちょっと先のこと。果たして、来たる3Dプリント時代において日本から世界を席巻する天才モデラーは現れるのだろうか。

 

小学生の天才モデラーがすごすぎると話題に

 

そんな中、今、ネット上で一人の小学二年生が話題となっている 。きっかけとなったのは、以下のツイートだ。

 

 

夏の自由工作として初挑戦したという3Dモデリングで、実に見事な猫のキャラクターを造形、出力している。使ったのは「Zbrush」とのことだが、なんと誰かに教えてもらったのではなく、youtubeで1から学んだのだとか。

もちろん、出力後のヤスリがけや着色なども自分でこなし、無事、自由工作は完成。ツイート主のお母さん曰く、3Dモデルの作成が動画で勉強しながら3時間、3Dプリントが5時間、出力後の加工で1時間、塗装が1時間半、猫ちゃんのヒゲパーツを付けるのに30分と、瞬く間に技術を習得し、実践していった過程が伺える。

 

 

やはり、小さければ小さいほど吸収力が高いのか。今年の5月には、やはり小学生のある男子が3DCGで作ったという漫画『鬼滅の刃』の無限城再現CGが話題となった。

 

 

なんでもyoutubeで学べてしまう時代、学校教育に先駆けて、皆さんのご自宅でもお子様の教育を兼ねて家族で3Dプリントにチャレンジしてみるというのも悪くないかもしれない。

ものつくり大国・日本のプライドをかけた3Dプリンター戦争。その戦いにおいて主役となるのは、私たちではなく、次世代を生きる子供たちなのだ。