海外大手メディアがMono Xを徹底レビュー

今回は弊社SK本舗が取り扱う3Dプリンターのレビューを紹介しよう。取り上げるのは大人気商品の一つ、ANYCUBIC PHOTON Mono Xだ。今年頭、3Dプリント関連メディア最大手の「3Dprint.com」がANYCUBIC PHOTON Mono Xを徹底レビューする記事を発表した。ここではその内容を追ってみたい。

 

 

さて、結論から先に伝えよう。「大絶賛」である。

「全体的に見てMono X は素晴らしいプリンターだ。私のコレクションにこのマシンが加わったことを歓迎したい」

舌鋒の鋭さでは定評のある「3Dprint.com」のレビュアーをしてここまで言わせている。もちろんレビュアーはアップデート前の「Mono」も使用していた。その上で今回の「X」へのアップデートは素晴らしいものだったと言っているのだ。それでは、具体的に見ていこう。本編の記事はかなりの長文のため、ここでは要点をかいつまんでいく。

 

サイズアップ、速度向上、デザイン、全てにおいてパワーアップ

まずレビュアーが評価するのは、全シリーズに比べてビルドボリュームが大きくなっている点だ。「このサイズアップだけでもXを手に入れる理由は十分だ」とまで言っている。しかし、改良点はこれだけではない。

その一つはモノクロ液晶ディスプレイの採用だ。レビュアーによれば、これによってディスプレイが長持ちするようになった(数千時間のプリントが可能)だけではなく、以前のRGB液晶ディスプレイに比べて硬化時間が大幅に短縮されている点を強調する。印刷速度の向上は極めて顕著で、いわく「あまりに早いから最初はスライサーのミスかと思った」とのことだ。

また、もう一つあげているのがZ軸に採用されたデュアルリニアレール。これによって以前のシリーズに比べて大幅に安定性が向上したとレビューしている。さらにWi-Fi機能の搭載によって他の部屋のPCからも操作できる点、また造形時の音が以前より大幅に静かになった点も評価している。

もう一つ、レビュアーはMono Xのデザインもお気に入りのようだ。「シンプルかつエレガント」と絶賛している。

 

 

話題のアンチエイリアスはどうか

続いて、操作のしやすさについて。

初期設定、ベッドの水平調整については、、とても簡便であると高評価。標準的なデフォルト設定はかなりうまく機能していると書いている。

またUV出力の変更について、個人的な体験も書いていた。

「これはスライサーではなく、プリンター本体でのみ変更できます。Anycubicでは80%を推奨しています。私の場合は、なぜかデフォルトが50%に設定されていました。この設定を変更したところ、印刷がより安定しました」

加えて、今回のアップデートで特に賛否があったアンチエイリアス機能の搭載について。アンチエイリアスはプリントの表面をより滑らかにすることを目的とする機能だが、否定派はこれが逆にプリント物の細部を潰してしまうのではないかと懸念されている。レビュワーが試してみたところ、確かに表面は滑らかになるが、細部のシャープネスは少し落ちるかも、とのこと。ただ、これは自らで設定できるため、色々と試してみるのが良いだろう、としている。

 

問題点もあるが「良い点が悪い点をはるかに上回る」

もちろん、中立的なレビュワーである以上、気になった点もいくつかあるそうだ。

一つ目、液晶画面の保護機能が従来に比べると充実していないというポイント。これはFEPに穴が穴が空いて樹脂が漏れた際、問題になってしまう可能性があると指摘している。対応策として、スクリーンプロテクターを別途購入、装着することでレビュワーは問題を解決したそうだ。

 

 

二つ目、販売初期にビルドプレートに歪みがあるものが、やや多く販売されていた点だ。Xでのプリントが失敗する場合、まずはこの可能性を疑った方がいいと書いている。レビュワーのビルドプレートも歪んでいたそうで、無償で交換してもらえたそうだ。その後は完璧にプリントできていると言っている。

このように完璧とは言えない点もある。しかし、レビュアーによれば、「Mono Xに関しては良い点が悪い点をはるかに上回っており、私が見た問題のほとんどは簡単に回避できる」とのこと。点数は「10点満点中9点」としており、これからレジンプリントを始めたい人、今より大きいモデルをプリントしたいと思ってる人には、堅実な選択肢だと絶賛している。

弊社でも人気商品のためしばしば売切タイミングもあるが、予約も受け付けているので、是非この機会に検討してみてほしい。

 

Anycubic Photon Mono X_ACMONOX

 

(文/SK太郎)