新型コロナに揺れる2020年春の3Dプリンターニュース

ミステリーマン
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広報エリナ
最近の3Dプリンター界隈で話題になったニュースをヘッドライン形式でお届けるす「SK本舗ジャーナル」第二弾! 今回も最近で話題になったニュースをお届けしたい!

ミステリーマン
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待ってました! 今月も色々とあったもんね。
シャッフルたん

広報エリナ
うむ。まず全体として注目すべきは世界をパニックに陥れている新型コロナウイルスのパンデミックにおいて、3Dプリンターが大いに活躍しているというところだろう。

ミステリーマン
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これまでの記事でも取り上げてきたよね。
シャッフルたん

 

3Dプリンターは新型コロナウイルス時代を生き抜くために最も重要なテクノロジーとなるか

 

COVID-19と「共在」しなければならない世界で──3Dプリンターにできることは何か

 

広報エリナ
あらためておさらいすると、現在、パンデミックに際して不足している医療機器やマスクなどの必要な物品を、3Dプリンターによる製造で補填しようとしているんだ。

ミステリーマン
ミステリーマン

マスクのモデルデータが配布されたり、不足した医療用品や器具を3Dプリンターで製造したり、各地で取り組んでるんだよね。
シャッフルたん

広報エリナ
うむ。こうした緊急事態に活躍できているというのは、非常に頼もしい。今後、ますます拡大していくだろう困難においても大いに役立ってくれることを願っているぞ。

古代エジプトのミイラの声を3Dプリンターで再現!?

広報エリナ

さて、もちろん新型コロナ問題に関して以外にも3Dプリンター業界では色々なことが起こっている。まずはこちら。

 

古代エジプトのミイラの声を3Dプリンターで再現!?

 

現在、ロンドン大学の音声科学の専門家であるデビッド・ハワード氏という方が、3千年前のテーベのカルナック神殿のミイラの声道を3Dプリンターで再現し、その音声を復活させようとしているんだ。1月のニュースではあるが、あらためて取り上げておきたい。

ミステリーマン
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そんなことが可能なの! 映画みたい!
シャッフルたん

広報エリナ
そのミイラの名前はネスムヤン。棺には「真実の声」という銘が記されているんだ。だから、これはまさに「真実の声」を再現しようという企画なんだ。

ミステリーマン
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おおお、古代からの声か~!
シャッフルたん

広報エリナ
ハワード氏の研究チームは、このミイラをCTスキャナーにかけ、口と喉の部分を3Dプリンターで再現したらしい。それを人工的な電子喉頭につなぐことで、声道から発せられるはずの音が再現できるはずだ、と説明しているぞ。

ミステリーマン
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で、実際に声は出たの?
シャッフルたん

広報エリナ
現状では「ア」と「エ」という二つの母音だけ合成できたらしいぞ。以下の動画がその音声だ。

 

 

ミステリーマン
ミステリーマン

な、なんとも言えない声だ。
シャッフルたん

広報エリナ
そうだな…笑 また、一部の研究者からは「まだ推測の域を出ない」といったような批判もある。とはいえ、3Dプリンターの活用法として、実にロマンチックな試みだと感じるぞ。

3Dフードプリンターで健康食を改革!?「FoodFab」の技術研究

広報エリナ

続いてのニュースはこちら。

3Dフードプリンターで健康食を改革!?「FoodFab」の技術研究

米国のマサチューセッツ工科大学と日本の大阪大学との共同研究で行われている「FoodFab」が現在、3Dフードプリンターを利用し、同じカロリーの食事における満足度の違いを研究しているという記事をGIGAZINEさんがリリースしている。

ミステリーマン
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どういうこと?
シャッフルたん

広報エリナ
「FoodFab」の実験では、同じカロリーだけど内部構造の違うさまざまなクッキーを作成し、それを30人の参加者に食べてもらい、筋電図と自己報告アンケートによるテストを行ったんだ。まあ、構造差による食感の違い、つまり噛み応えや舌触りなどの差によって、どれくらい満足度が変わるのかを調べたって事だな。

 

 

ミステリーマン
ミステリーマン

おお!確かに、より低カロリーでより満足度の高い食事をとれたら、そんなにありがたい話はない!
シャッフルたん

広報エリナ
だろう? この実験が見据えているのは、フード3Dプリンターを用いて、メニューの内部構造や内部密度を自在に変更して満腹感そのものを操作する、ということなんだ。最終的には、摂取カロリーや食品を入力するだけで、印刷パラメーターを自動決定してくれるユーザーインターフェースを作ってこうとしているらしい。

ミステリーマン
ミステリーマン

まさに未来人の食事だね。
シャッフルたん

広報エリナ
私としては高カロリーな食事をダメだと思いつつ食べる時の背徳感も捨てがたいんだけどな!

ポルシェが「3Dプリントボディフォームフルバケットシート」を開発

広報エリナ

続いてはこちらだ!

 

ポルシェが「3Dプリントボディフォームフルバケットシート」を開発

 

あのポルシェが3Dプリンターによって車のシートのアクセサリーアイテムである最新のフルバケットシートを3Dプリンターによって製造したらしい。これは今年の5月から欧州の911シリーズと718シリーズにおいて純正アクセサリアイテムとして設定されるとのこと。

ミステリーマン
ミステリーマン

ポルシェといえばスーパーカーの代名詞! しかも、「911」シリーズってその中でも最高峰って言われてるブランドだよね。
シャッフルたん

広報エリナ
うむ。私は乗ったことはないし、車については詳しくないが、ポルシェの「911」って名前くらいは知ってるぞ。

ミステリーマン
ミステリーマン

フルバケットシートっていうのはなんなんだろう?
シャッフルたん

広報エリナ
まあ、ようするに車のシートの種類なんだが、バケットシートというのは、特にスポーツ走行時にGを吸収してくれるシートのことを言うようだ。その中でも、より日常使用に適したものがセミバケットシート、よりスポーツ使用に適したものがフルバケットシートと分けられているようだな。

ミステリーマン
ミステリーマン

今回はフルバケットシートが3Dプリントされたんだね。
シャッフルたん

 

 

広報エリナ
ああ。背もたれ部分に設けられたウィンドウパネルに、3Dプリントされた格子構造のコンポーネントが露出していて、デザイン面においても特徴をもたらしているらしい。実にかっこいい!

ミステリーマン
ミステリーマン

もう自動車業界に3Dプリンターはなくてはならない存在なんだね。
シャッフルたん

フランス・パリの外科医が「3D COVID」プロジェクトを始動

広報エリナ

最後、冒頭でも話した新型コロナ関連からのニュースを紹介しよう。

 

フランス・パリの外科医が「3D COVID」プロジェクトを始動

 

パリの小児科専門病院の外科医が3Dプリンターで「大量の医療用具を生産」し、「今回の流行における空前の器具需要を満たす」ためのプロジェクトとして「3D COVID」というプロジェクトを始動させたんだ。

ミステリーマン
ミステリーマン

器具不足は深刻な問題だよね。病床数も不足してる。
シャッフルたん

広報エリナ
うむ。このプロジェクトではパリ市内のコチン病院の横にある公園にミニ工場をもうけ、約60台の3Dプリンターを用意したらしい。そのミニ工場で、市内全域の医師や看護師、医療従事者から要望があった様々な器具を生産するということだ。

ミステリーマン
ミステリーマン

まさに緊急対策だね。混乱した医療現場を回していく上でも絶対に必要な対策だと思う。
シャッフルたん

広報エリナ
統括しているロマン・コンサリさんによると、1日に300個、週に最大で3000個の物品が生産できる見込みらしい。このコンサリ氏はかねてより、医療における3Dプリント技術の可能性に言及してきた人で、今回もフランスの高級ブランド「KERING」などから資金提供を受けているようだ。

ミステリーマン
ミステリーマン

東京もかなり深刻な状況になってきてるわけだから、こうしたプロジェクトを立ち上げていくべきだね!
シャッフルたん

広報エリナ
ああ、感染者数も増加の一途をたどってる。是非ともみんなで力を合わせていきたい。

大変な時期だからこそ日常を再構築しよう

広報エリナ
さて、今回も様々なニュースを紹介したが、やはり、なんといっても今は新型コロナウイルスの問題が大きい。正直、そのほかのことに関心を持つのが難しい時期ではある。

ミステリーマン
ミステリーマン

そうだね、まさに未曾有の危機の中にいるわけだから。
シャッフルたん

広報エリナ
ただ、前の記事でも書いたが、このパンデミックは長期戦になると言われている。もちろん感染を防ぐための行動自粛は必要だが、私たちは一方で日常の生活をあらためて構築していかなくてはならない。

ミステリーマン
ミステリーマン

そうだね、日々は続いていく。
シャッフルたん

広報エリナ
うむ。技術もまた進んでいく。だから状況にめげることなく、今後も3Dプリンターに関する情報発信を続けていきたい所存だ。というわけで、以上、「SK本舗ジャーナル」(4月4日号)でした!