3Dプリンターの軍事転用

ミステリーマン
ミステリーマン

広報エリナ
今回は3Dプリンターと軍事について、少し情報をまとめてみようと思う。

ミステリーマン
ミステリーマン

え、軍事? なんか怖いなあ。戦争反対だよ!
シャッフルたん

広報エリナ
ああ、もちろん。戦争には私も大反対だ。ただ、考え方は様々だが、軍事には、戦争を回避するという重要な目的もあると言われている。

ミステリーマン
ミステリーマン

戦争回避?
シャッフルたん

広報エリナ
うむ。合気道などの武術とも繋がる話だが、武力を持つということが必ずしもその行使につながるとは限らないんだ。

ミステリーマン
ミステリーマン

なるほどねぇ…。
シャッフルたん

広報エリナ
それに、20世紀のテクノロジーの進歩を考えた時、軍事は欠かすことができないものだったんだ。たとえば、電子レンジ、あれはもともと軍事用のレーダーだった技術を応用したものだったんだ。あるいは私たちが当たり前に利用しているインターネットも、そもそもは米国のDARPA(国防高等研究計画局)によって開発されたアーパネットが源流とされている。

ミステリーマン
ミステリーマン

ちょっと皮肉な話だけど、軍事利用されることで開発が進むかもってことかな?
シャッフルたん

広報エリナ
まあ、そこははっきり明言はできないが、やはり巨額の投資が行われることになるからな。私としても、3Dプリンターが実際の戦争に利用されてしまったとしたら、そんな悲しいことはない。だから、今回はあくまでも「戦争反対」の平和主義的立場から、軍における3Dプリンター利用の前線に迫ってみたいと思う。

英国軍は3D爆弾を開発中

広報エリナ
まず紹介したいのは英国だ。英国国防省後援の執行機関である国防科学技術研究所が、3Dプリント爆薬の開発を開始したらしい。

 

 

ミステリーマン
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3Dプリント爆薬!?
シャッフルたん

広報エリナ
ああ、このプロジェクトは、3Dプリンティングによって可能になった複雑なデザインを用いて、さまざまな爆発効果の新たな可能性を創出するとともに、輸送や保管のコストを削減することを目的としているらしい。

ミステリーマン
ミステリーマン

なるほどぉ…。確かに、輸送や保管という点では現地でプリントできるってのは大きいのかも。
シャッフルたん

広報エリナ
そうだな。輸送や材料使用のコストを削減する可能性もあると言われてるぞ。あるいは、それぞれの戦場に適した個々の形状を開発するという上でも、3Dプリンターが適しているとのことだ。

ミステリーマン
ミステリーマン

うーん、爆弾は怖いけど、技術として画期的なものになるかもしれないんだね。
シャッフルたん

広報エリナ
まだテスト段階だそうだが、いずれ導入される可能性は高そうだな。

米軍は超強合スチールを3Dプリンターで出力

広報エリナ
次は米軍だ。米軍戦闘能力開発コマンド(ARL)の研究所は粉末から超高強度スチールを3Dプリントすることに成功している。これは兵站、つまり戦場の後方で軍需品や食料などの補充を行う施設の面積を大幅に減らせると言われているんだ。

 

 

ミステリーマン
ミステリーマン

武器とかの交換部品を3Dプリンターで現地プリントすることで、荷物を減らせるってことかぁ。
シャッフルたん

広報エリナ
ざっくり言えばそうだな。実際、同研究所のチームリーダーであるブランドン・マクウィリアム博士は、「護送の心配をする代わりに、原材料とプリンターがあれば、必要なものを何でも造れる」と説明してる。

ミステリーマン
ミステリーマン

部品パーツの出力は3Dプリンターの本領だもんね。
シャッフルたん

広報エリナ
うむ。実は米軍は20年にわたって、3Dプリンティングを使用した修繕部品の作成を行ってきたんだが、これまではサイズも小さく不正確で、時間がかかりすぎていた。だから、大規模な部品生産には適用できなかったんだ。その点、今回、開発された3Dプリントスチールは、市販のどの製品よりも50パーセント近く高強度とのことで、軍事利用にも耐えうるって話みたいだな。

ミステリーマン
ミステリーマン

米軍が本気で開発したらどんどん進歩しそう…。
シャッフルたん

広報エリナ
なんでもARLは、この「米陸軍積層造形実装計画」のために、3D Systemsと1500万ドル(16億3千万円)の契約を交わしたらしい。世界最大、最速、最精彩の金属3Dプリンターを製作するためだ。

ミステリーマン
ミステリーマン

世界最大、最速の3Dプリンターが軍の投資で作られるのかあ。複雑な気持ちだね。
シャッフルたん

オーストラリアは陸軍兵士に3Dプリンティングの訓練プログラムを実施

広報エリナ
オーストラリアの事例も見てみよう。オーストラリアでは、兵士のための3Dプリンティングの訓練プログラムが行われようとしているみたいだ。オーストラリアの国防産業大臣であるメリッサ・プライス大臣は、第一戦闘部隊支援大隊(CSSB1台)の兵士のほとんどに大型の3D金属プリンターの使用訓練を行い、その後オーストラリア陸軍による軍事演習の必要に応じて実戦配備することを発表してる。

 

 

ミステリーマン
ミステリーマン

兵士が3Dプリンターを学ぶ時代に…!
シャッフルたん

広報エリナ
こちらも目的は米軍と近い。「物流ライン」の強化。第一戦闘部隊支援大隊の司令官であるケイン・ライト中佐は、3Dプリント技術の導入によって「加速された戦争の性質」に軍が追いつく必要性を強調してる。「複数の修理部品のかさばりが軽減されるため、モビリティが向上する」とも指摘してるな。

ミステリーマン
ミステリーマン

より機敏に、柔軟に、戦地で動けるようにするためにってことかぁ。
シャッフルたん

広報エリナ

現状で、設計の基礎、3Dモデリング、3D印刷、開発部品のテストと評価、などの訓練をチャールズ・ダーウィン大学との提携で行うとのことだ。

ちなみに、今日紹介した国以外でも、中国やロシアや台湾なども積極的に3Dプリンターを軍事に活用している。その点、日本の自衛隊はここでも遅れを取っているとの声もあるぞ。

ミステリーマン
ミステリーマン

でもでもでも、やっぱり3Dプリンターは平和的な「ものつくり」のために活用してほしいな。
シャッフルたん

広報エリナ
うむ、私もそう思う。3Dプリンターの本領は民生においてこそ発揮されてほしい。今回は、そうした平和主義の前提の上、3Dプリンターが軍事においても活用されているという例をいくつか紹介したまでだ。

ミステリーマン
ミステリーマン

テクノロジーを生かすも殺すも使い手次第だもんね。SK本舗はみんなの「ものつくり」のための家庭用3Dプリンターの普及を応援し続けるぞ~!
シャッフルたん

広報エリナ
いいこと言うじゃないか。純粋な「ものつくり」を人々が楽しむためにも戦争なんて絶対になくさないとな!