接触感染を引き起こしやすいドアノブや取っ手

ミステリーマン
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広報エリナ
今回も引き続き、新型コロナウイルス対策における、3Dプリンターの取り組みを紹介するぞ。

ミステリーマン
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今までも、人工呼吸器などの医療機器、フェイスガードやマスク、検査用綿棒、隔離病棟の拡充に3Dプリンターが役立っていることを紹介してきたよね。
シャッフルたん

広報エリナ
うむ。今回、届いたニュースは、ドアのノブや取っ手に関するものだ。

ミステリーマン
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ドアノブ? 取っ手?
シャッフルたん

広報エリナ
新型コロナウイルスの感染は飛沫感染や接触感染が主な経路となっている。その上で、公共施設のドアノブなどに触れることが、感染リスクを高めてしまっているんだ。

ミステリーマン
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うんうん。手洗い、消毒を小まめにやるのが大事だけど、限界もあるもんね。
シャッフルたん

広報エリナ
ああ。それにドアの開け閉めという行為についてを控えるということも難しい。そこで、あるスタートアップ企業が対策に乗り出したんだ。

ミステリーマン
ミステリーマン

どういうこと?
シャッフルたん

ウイルスを不活化する「銅」を3Dコーティング

広報エリナ
ドアノブや取っ手などの多くはステンレス鋼やプラスチックによってできている。現在、これをある別の素材に入れ替えるための技術の開発と導入が進められているんだ。

ミステリーマン
ミステリーマン

別の素材? なんだろう?
シャッフルたん

広報エリナ
ズバリ、だ!!

ミステリーマン
ミステリーマン

銅!?
シャッフルたん

広報エリナ
一般に銅は殺菌作用が非常に高いと言われている。銅イオンが持つ微量金属作用というのには細菌類を死滅させる効果があるんだ。これまでもO-157、ノロウイルス、インフルエンザなどなど、様々な菌類、ウイルスに殺菌や不活化の効果が確認されている

ミステリーマン
ミステリーマン

銅にそんな効果が! でも、ドアノブや取っ手を銅に置き換えるってそんな簡単じゃないよね。大量製造が必要になっちゃう。
シャッフルたん

広報エリナ
うむ。そこで、すでにあるステンレス製のドアノブや取っ手を銅でコーティングするという技術開発が進められているんだよ。

 

 

ミステリーマン
ミステリーマン

コーティング! なるほど!
シャッフルたん

広報エリナ
取り組んでいるのはSPEE3Dというオーストラリアの3Dプリンター系スタートアップ企業だ。この企業は、抗菌作用のある銅を金属表面に印刷する「SP3D」という動力学3Dプリンティング技術を開発、展開しているんだ。金属粒子を超音速で印刷基板に衝突させ、その力によって結合させることで既存の金属製の物質の表面に銅を印刷する技術とのことだ。

 

 

ミステリーマン
ミステリーマン

すごーい。3Dプリンターでコーティングできちゃうなんて!
シャッフルたん

広報エリナ
ああ。360Biolabsという医療研究所の研究によればSPEE3D社の3D銅は、ウイルスに影響を与えなかったステンレス鋼に比べて、ウイルスの96%を2時間で、99.2%を5時間で殺すことができたらしい。

 

 

ミステリーマン
ミステリーマン

これは絶対に感染拡大を防ぐ一助になるね!
シャッフルたん

広報エリナ
ステンレス鋼の表面についても、もちろん人力で消毒することは可能だが、連続消毒はあまり現実的じゃないからな。その点、SPEE3Dによる印刷技術を用いれば、わずか5分で銅によるコーティングが可能なんだ。

ミステリーマン
ミステリーマン

すごい!毎度拭くのは大変だもんね。早く導入されてほしいなぁ。
シャッフルたん

広報エリナ
すでに、納入は進められているそうで、まずは各地の大学機関への納入が行われているらしいぞ。

マスクに貼れる銅繊維シートや真鍮製のドアオープナーも

広報エリナ
この銅の殺菌効果に着目しているのは、SPEE3Dだけじゃないぞ。たとえば、群馬大学発のベンチャー「グッドアイ」と「明清産業」は、付着したウイルスの不活化を早める銅繊維シートを開発したんだ。マスクを覆ったり、電気スイッチのカバーにしたりと、様々な応用が検討されている。

 

 

ミステリーマン
ミステリーマン

終息には最低2年はかかると言われている中で「銅」が注目を集めているんだね。アベノマスクに貼ってみようかな…。
シャッフルたん

広報エリナ
ああ、あるいはコーティングとは別にドアノブなどを素手でオープンしないための真鍮製「ドアオープナー」なども発売されている。NYのスタートギア社の「Hygiene Hand」という商品だ。真鍮は銅を含んでいるからな。

 

 

ミステリーマン
ミステリーマン

備えあれば憂いなし。こちらも金属3Dプリンターでの量産が必要かもね。
シャッフルたん

広報エリナ
金属3Dプリンター業界が今後この新型コロナウイルスを機に、銅のプリンティングにおいて活躍することは間違いない。期待して動向を注視していきたいところだ。というわけで、以上、広報エリナでした!