シベリアから届いた3Dプリンターと猫の話

ミステリーマン
ミステリーマン

広報エリナ
今年は暖冬ということもあって、もうだいぶ暖かいね。SK本舗オフィス近くの桜は満開だったぞ。また春が到来するんだなあ。

ミステリーマン
ミステリーマン

どうしたの。たそがれちゃって。
シャッフルたん

広報エリナ
この時期になると、昔飼ってた猫のことを思い出すんだよ。

ミステリーマン
ミステリーマン

猫?
シャッフルたん

広報エリナ
うむ。小学生の頃にミケって名前の三毛猫を飼ってたんだけど、ちょうどこのくらいの春の日差しが暖かくなってきた頃に、家の窓を開けておいたら外に出たままいなくなっちゃったんだ…

ミステリーマン
ミステリーマン

あうあう~、それは寂しい。
シャッフルたん

 

 

広報エリナ
東京だと車も多いし事故にあったりしてないか不安で何日も探し回ったんだけど、結局見つからなかったんだよ。

ミステリーマン
ミステリーマン

そっかぁ、無事に生きててくれるといいね。
シャッフルたん

広報エリナ
そうだな。今でも街中で三毛猫を見かけると、ミケじゃないかと思って確認しちゃうんだ。

ミステリーマン
ミステリーマン

私も猫飼ってみたいなぁ。誰か私のために描いてくれないかなぁ。
シャッフルたん

広報エリナ
イラストを公募してみたらいいんじゃないか(笑)。ところで猫といえば、3Dプリンターに関連して、ロシアはシベリアからとても心の温まる話が届いているぞ

ミステリーマン
ミステリーマン

えっ! ここまでのエピソードはその話のための枕だったのね! しんみりして損した!
シャッフルたん

広報エリナ
まあまあ。すごくいい話で聞いて損はしないと思うぞ。

4本全ての足が3Dプリンター製義足の猫

広報エリナ
これまでにSK本舗の記事でも3Dプリンターによる義足の話などに触れてきたことはあったが、今回届いたのは、4本全ての手足に3Dプリンター製の義足を嵌めている猫の話なんだ。

ミステリーマン
ミステリーマン

4本全ての足!? なんでそんな大変なことになっちゃったの!?
シャッフルたん

広報エリナ
この話はシベリアから届いたニュースで、その猫の名前はRyzhikというそうなんだ。シベリアは極寒の地だから、シベリアでは家から脱走して迷子になった猫の凍傷事故が頻発してるらしい。

ミステリーマン
ミステリーマン

あうう、氷点下何十度の世界だもんね。
シャッフルたん

広報エリナ
うむ。そのRyzhikも氷の上をフラフラで歩いているところを動物保護ボランティアの人に保護されたらしい。ただ、Ryzhikの4本の足はすでにすっかり凍ってしまっていて瀕死状態だった。もう再び普通に歩くのは絶望的だと誰もが思ったに違いない。しかし、そこで諦めなかったのがセルゲイ・ゴルシュコフさんという獣医師だったんだ。

ミステリーマン
ミステリーマン

4本の手足が凍ってたら、普通はもう諦めるよね…
シャッフルたん

広報エリナ
だな。もともと、セルゲイさんの元には凍傷の猫が多く運ばれてきていたんだ。凍傷になった手足は組織が壊死してしまう場合、切断する必要がある。セルゲイさんはそこで、歯科用インプラントの技術を使って4本のチタン製の足をRyzhikの足に埋め込むことにしたんだ。

ミステリーマン
ミステリーマン

おお!
シャッフルたん

広報エリナ
普通はここまで重症だと安楽死させることが多いらしい。ただ、セルゲイさんはCTスキャンを用いて、猫のためのチタンロッドインプラントをモデル化して、3Dプリントした。そして、それを脚の骨に挿入して、融合したんだ。あわせて拒絶反応や感染症のリスクを抑えるために、バイオコーティングも施したという。

ミステリーマン
ミステリーマン

これがその写真だね! 元気そう! なんか感動する!
シャッフルたん

 

 

広報エリナ
うむ。さらにセルゲイさんは同じく4本の足が凍った状態で運ばれてきたDymkaという猫にも同じ治療を施したんだ。Dymkaは足だけじゃなく、耳と尻尾も凍傷のために切断する必要があった。かなり大変な施術だったらしいが、専門の研究者たちと協力して、無事に手術を成功させたようだ。

ミステリーマン
ミステリーマン

本当だ! 動画もある! うわ~、ちゃんと歩いてる~!
シャッフルたん

 

 

広報エリナ
今、Dymkaは行き倒れてたDymkaを雪道で発見してくれた女性とともに、普通の飼い猫のような暮らしを送ってるそうだ。ほんの小さな命だけど、3Dプリンターがその救済に役立ってると思うと、とても嬉しい気持ちになるな。

 

 

猫だけじゃない! 3Dプリンターが動物の生を救う

ミステリーマン
ミステリーマン

猫だけじゃないよね。犬だったり、鳥だったり、人間とともに暮らしてる多くの生物を3Dプリンターで助けられるかもしれない!
シャッフルたん

広報エリナ
セルゲイさんは現在、小型犬用の義足も開発中らしい。実際アメリカでは、昨年に先天的な障害でうまく歩くことができなかった犬のダービーくんが義足によって走ることができるようになった ことが話題になったな。

ミステリーマン
ミステリーマン

あ、このニュース前に見た! すごいよねー!
シャッフルたん

 

広報エリナ
なんでも、動物のための義肢を提供しているアニマル・オルソ・ケア社の装具師であるデリック・カンパーナさんによると、3Dプリンターで義足を作成すれば、人の手での造形よりも5倍から10倍簡単かつ早くできるんだそうだ。

ミステリーマン
ミステリーマン

これは絶対に取り入れるべき!
シャッフルたん

広報エリナ
うむ。日本でも、昨年に日本唯一の動物専門の義肢装具士である島田旭緒さんが、慶應義塾大学と共同で3Dプリンターを使った装具づくりに挑んでいる ことを発表していたな。現状だとどうしても一個ずつの製作に時間もコストも掛かってしまう。それが3Dプリンターによって簡易化できれば、より安価に動物の義足を提供できるようになるとのことらしい。

ミステリーマン
ミステリーマン

一匹でも多くの動物を救えたらいいね。
シャッフルたん

広報エリナ
さっき名前を出したデリック・カンパーナさんは象の義足まで作っていたりするからね。基本的には動物の足をスキャンして3Dプリンターを使って出力するらしいんだけど、この方法の場合、特殊なケースを除いては一足500ドルから1200ドルで提供できるみたいだ。

 

Derrick Campanaさんの投稿 2018年5月9日水曜日

 

ミステリーマン
ミステリーマン

象の足まで!! あ、インスタグラムもある! カンガルー、ポニー、山羊! 本当にいろんな動物の義足を作ってるんだね!
シャッフルたん

 

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広報エリナ

3Dプリンターは人間の暮らしを変えると宣伝されているが、実は人間のためだけの技術じゃないってことだな。人間を含む、生きとし生けるもの全てのものたちのために、この最新技術を活用していきたいところだ!

 

というわけで、今回は動物の義足と3Dプリンターについて、以上、広報エリナでした!